본문 바로가기
이전 페이지로 가기 공유하기 주요 서비스 메뉴 열기

【コラム】金正恩の「鰐の空涙」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長が10日、労働党創建75周年記念軍事パレード演説で北朝鮮住民たちに対する感謝と謝罪の気持ちを伝えて涙ぐんだ。国際社会の対北朝鮮制裁、新型肺炎防疫、台風・水害など三重苦で苦難を強いられている住民たちの状況を理解して共感するというジェスチャーだ。

問題は彼の涙に真正性があるかだ。北朝鮮住民らが深刻な苦痛を受けている理由はまさに金正恩体制のせいだ。金正恩は自身と側近が権力を独占したまま全世界で類を見ない強圧統治を展開している。住民たちには最低限の自由や権利さえ認めない。住民たちが自分の考えを打ち明けては保安要員に摘発されて強制収用所に連れ去られるかもしれない。住民たちは金正恩体制維持のための手段であり搾取の対象であるだけだ。

北朝鮮経済を固く締めつける対北朝鮮制裁も金正恩の権力維持欲から始まった側面がある。金正恩は体制維持のための「万能の宝剣」で核・ミサイルを開発し、国際社会はこれを阻止するために制裁する。核・ミサイル開発は住民たちをスケープゴートにして一人独裁体制を永久に維持しようとするもがきだ。自身が招いた住民苦痛に流した涙は狡猾な為政者の偽りの涙だ。鰐が餌を食べる時、涙を流すことに他ならない。


MIT経済学科のダロン・アセモグル教授とハーバード大政治学科のジェームズ・ ロビンソン教授は『国家はなぜ衰退するのか』で代表的な失敗国家として北朝鮮を挙げた。北朝鮮は1945年8月15日、日帝から独立した時は韓国と似たよう条件だった。北朝鮮が韓国に比べられないほど貧しい国になったのは金日成(キム・イルソン)・金正日(キム・ジョンイル)・金正恩3代の75年間の権力維持にこだわって住民の暮らしを改善することに関心がなかったためだ。金氏王朝は住民たちの暮らしが良くなれば政権に脅威になるかを懸念して弾圧と監視を続けてきた。

2人の教授は権力を独占する搾取的な政治が富を占めする搾取的な経済につながり、これは再び搾取的な政治を強化する悪循環を生むと指摘する。また、全世界で金持ち国と貧乏な国が分かれる根本的な理由は政治体制が包容的か搾取的かにかかっていると強調する。欧州・北米・日本など豊かな国は包容的な政治体制を、アフリカ・南米・中央アジアなど貧しい国は搾取的な政治体制を維持している。韓国、北朝鮮の経済格差はこれを著しく見せる。

金正恩が涙を浮かべた翌日、北朝鮮政府は経済分野でも成果をあげようとして「80日戦闘」を強調した。今年残りの80日間住民をさらに締め付けて経済を最大限引き上げるという計算だ。頑張って働いても恩恵が戻ってこない状況で住民動員は失敗するしかない。北朝鮮の過去の住民動員戦闘は成果が小さかった。それでも金正恩政権が住民動員に出た理由は住民を苦しめる慣行から抜け出せずにいるためだ。経済発展を遂げるためには住民たちに政治的・経済的権限を拡大する必要があるのにこの場合、政権が揺れる可能性があり金正恩はさらに政治的・経済的搾取体制にこだわっている。

金正恩の「愛する南の同胞に温かい心を送る」という発言も真心が込められたと見難い。北朝鮮軍は先月21日、西海(ソヘ)で漂流していた韓国の海洋水産部公務員を殺害して遺体を燃やした蛮行を犯した。金正恩が韓国同胞の心に共感するなら、真相を明らかにして射殺を指示した責任者を処罰しなければならない。しかし、口先だけでは愛すると言いながら韓国国民が怒りをぶつける蛮行に対してはいかなる責任ある措置も取っていない。

文在寅(ムン・ジェイン)政府はわが国民が襲撃を受けた事件に対して北朝鮮にきちんとした措置を求めないまま南北関係の改善に全力を注いでいる。青瓦台(チョンワデ、大統領府)は金正恩の対韓国宥和のメッセージに「環境が作られ次第に南北関係を復元しようという北朝鮮の立場に注目する」という立場を出した。文大統領は北朝鮮の非核化進展とは関係なく終戦宣言をするべきだとしている。

これは北朝鮮の脅威にはビクともしないという態度だ。北朝鮮は今回の軍事パレードで新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)を公開して潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)と推定される「北極星4A」、6延長超大型放射砲、北朝鮮版イスカンデル(KN-23)およびATACMSなどを公開した。韓半島(朝鮮半島)のどこでも精密に打撃することができるというメッセージを送ったわけだ。

大統領の最優先課題は国土守護と国民の生命保護だ。北朝鮮が核・ミサイルを含む各種兵器で韓国の生存を脅かすのに対話だけにこだわるのは現実を冷遇したわけだ。文大統領は金正恩の言葉より北朝鮮の武力を直視して対応するべきだ。

チョン・ジェホン/国際外交安保エディター



関連記事

この記事を読んで…

포토뷰어

最新記事

    もっと見る 0 / 0

    공유하기

    팝업닫기
    top 메뉴