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文大統領「終戦宣言に協力を」…翌日、米国は「圧力維持」主張

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

文在寅大統領が8日に韓米間の政治・経済・文化・芸術分野の交流促進に向けた非営利団体コリアソサエティーの年次夕食会でビデオメッセージで演説をしている。文大統領はこの日「終戦宣言こそ韓半島平和の始まり」としながら「韓半島終戦宣言に向け韓米両国が協力し国際社会の積極的な参加を引き出せるようになることを希望する」と明らかにした。[写真 青瓦台]

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が米国に対し「韓半島(朝鮮半島)の平和の開始である終戦宣言に協力することを望む」と呼びかけた翌日、米国務省高官が「南北関係は非核化と不可分」とし「圧力を続ける」と述べた。

文大統領が先月22日の国連総会の演説に続き、非核化条件が抜けた終戦宣言を強調しているが、米国が公開的に冷や水を浴びせたのだ。

駐韓米国大使代行を務めたマーク・ナッパー米国務副次官補(韓国・日本担当)の「南北関係と非核化は不可分」という発言は、8日(現地時間)のワシントン戦略国際問題研究所(CSIS)画像セミナーで、「文大統領の終戦宣言演説など韓国が南北関係改善を強く推進する状況で北朝鮮制裁体制は韓米間の摩擦を起こすのでは」という質問に対する答弁で出てきた。


ナッパー副次官補は「我々はこれまでも我々の共同目標である非核化と北朝鮮ミサイルプログラム解決で手を握った時、南北関係が改善するのを見てきた」とし「文大統領が自ら述べたように2つのイシューである南北問題と非核化は不可分」と述べた。続いて「このために(韓米間の)あらゆるレベルで対話をしている」と話した。

ナッパー副次官補は「これが両国間に韓米ワーキンググループが存在する理由でもある」とし「韓国の外交部と青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)など各部処代表と米国側関係長官が向き合って座り、共同目標である非核化と南北関係が共に進展するよう厳格に歩調を合わせて進行させていく」と述べた。文大統領の条件のない終戦宣言に協力してほしいという要請に対し、非核化の進展と歩調を合わせるのはもちろん、韓米ワーキンググループで議論する必要があると強調したのだ。

ナッパー副次官補は北朝鮮について「ポンペオ長官が最近2、3回明らかにしたように、我々は依然として北朝鮮との対話と外交的解決に開かれた姿勢を維持している」とし「シンガポール声明の精神と目標、米朝関係正常化を通じた朝鮮半島の平和構築と南北関係の改善が実現することを引き続き希望する」と述べた。しかし「北朝鮮が国際社会の意志に応じず核および不法ミサイルプログラムを解決しない限り、圧力キャンペーンは続くだろう」と主張した。

ナッパー副次官補はこの日、「金正恩(キム・ジョンウン)委員長が最近、トランプ大統領に快癒を祈るという電報を送ったのは目を引く」とし「北朝鮮が米国を公開的に慰労したのは2001年の米同時多発テロ以来19年ぶりであり、金委員長が米国の指導者を見守りながら心配したのは良い信号」と語った。

この日のセミナーでビクター・チャCSIS韓国部長は「最近、現政府出身のトランプ大統領選挙陣営の関係者から、トランプ大統領は再選すればすぐに金委員長と首脳会談をするという話を聞いた」と「この会談が合意すれば、史上最も偉大な合意と宣伝するだろうと話した」と紹介したりもした。

ポンペオ国務長官の4-6日の東京訪問に随行したナッパー副次官補は「米日韓3者関係も、ポンペオ長官が菅義偉首相や茂木敏充外相との会談で提起した主な議題の一つだった」とし「新聞の1面を飾っていないが関係改善のための努力が進行中であり、文在寅大統領と菅首相の温かいあいさつの言葉が交わされたことに勇気づけられた」と話した。

米日豪印4カ国安保対話拡大(クアッドプラス)に関しては「現在のところ4カ国が各級会議の定例化など、どのように運営するのかに焦点を置いている」とし「最近の康京和(カン・ギョンファ)外交長官のクアッド プラス発言(「特定国の利益を排除するのは良いアイデアではない」)について、我々は現在、何も排除しておらず、排他的になることを望まない」と反論した。



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