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2020ノーベル賞、今日から発表…韓国人受賞者は出てくるか

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ノーベル賞

今年のノーベル賞受賞者が5日(現地時間)から12日まで、スウェーデン・ストックホルムとソルナ、ノルウェー・オスロなどで発表される。

4日、ノーベル委員会公式ホームページによると、今年の受賞者は生理学・医学賞(5日午後6時30分)をはじめ、物理学賞(6日午後6時45分)、化学賞(7日午後6時45分)、文学賞(8日午後8時)、平和賞(9日午後6時)、経済学賞(12日午後6時45分)など計6部門で受賞者が発表される。

今年は年頭から世界を襲った新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の余波によって、いつにも増して科学分野受賞者の発表に関心が集まっている。


特に、海外の学者とともにナノ結晶(Nano Crystals)合成研究を進めたソウル大学の玄澤煥(ヒョン・テクァン)碩座教授が有力な化学賞候補に挙げられていて、韓国人ノーベル賞受賞者が出てくるかどうかも注目されている。

一方、新型コロナが世界の共通イシューであることから、文学や平和など非科学分野の授賞にもその影響があるのではないかとの見方もある。

今年は新型コロナ感染拡大のために世界で100万人以上の死亡者が発生し、科学分野の受賞者は今から注目を集めている。

やはり関心の高いノーベル平和賞候補としては、来月3日に米国大統領選で争うドナルド・トランプ大統領とジョー・バイデン民主党大統領選候補がそろって推薦を受けている。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と彼の政敵アレクセイ・ナワリヌイ元ロシア進歩党代表も平和賞候補だ。

「#MeToo(ハッシュタグミートゥー)」事態の余波によって、昨年2人の受賞者が誕生したノーベル文学賞の場合、今年はフランス領グアドループ出身のマリーズ・コンデ氏(83)が有力だ。その他にもリュドミラ・ウリツカヤ、村上春樹、マーガレット・アトウッド、グギ・ワ・ジオンゴ、アン・カーソン、ハビエル・マリアス、高銀(コ・ウン)、閻連科、アニー・エルノー、残雪、コーマック・マッカーシー、ドン・デリーロ、マリリン・ロビンソン、ジャメイカ・キンケイド、余華ら各氏の名前が候補に挙がっている。

生理学・医学賞はがんワクチンの共同研究者である日本の中村祐輔博士が有力だ。また、カリフォルニア工科大学のパメラ・ビョルクマン教授、ハーバード大学のジャック・ストロミンガー教授らの名前も挙がっている。

物理学賞は米海軍研究所の物理学者であるトーマス・キャロルとルイス・ペコラ博士、米国スタンフォード大学のホンジェ・ダイ(戴宏杰)教授、米国バークレー大学のアレックス・ジェトル教授、英Institute for Computational Cosmology(ICC)のカルロス・フレンク所長、カナダ・ビクトリア大学のJulio Navarro教授、ドイツ・マックスプランク天体物理研究所のサイモン・ホワイト元所長らの名前が挙がっている。

ノーベル賞経済学賞候補の名簿はまだ発表されていない。

毎年12月にスウェーデン・ストックホルムで開催されていたノーベル賞授賞式は、今年は新型コロナの影響で開かれないことになった。代わりに受賞者がそれぞれの国で賞を受け取る様子をテレビで中継する。

ストックホルムで開かれたノーベル賞授賞式が中止になったのは1944年以来初めてだ。しかしノルウェー・オスロで別途開催されてきた平和賞授賞式は例年よりも規模を縮小して開く予定だ。



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