米国のキース・クラーク経済成長・エネルギー・環境担当次官が台湾に到着した日に合わせて、中国が東シナ海で軍事演習を強行した。

ロイター通信によると、１８日（現地時間）、中国国防部の任国強報道官は台湾海峡付近で中国人民解放軍東部戦区が軍事演習を進めていると明らかにした。ただし具体的な訓練内容には言及しなかった。

任氏は「これは台湾海峡の現状況を考慮した合理的かつ必要な措置」とし「中国の国家主権を保護し、領土を保存するためのもの」と説明した。


任氏は台湾は中国領土であり、外勢の介入は許されないとも再度警告した。任氏は「最近、台湾の民主進歩党と米国が結託を強め、しばしば問題を引き起こしている」とし「火遊びする者はやけどする」と話した。

台湾政府はこれに対して反応を示していない。

この日、クラーク氏は台湾の蔡英文総統を表敬訪問する。１９日には７月に逝去した李登輝元総統の墓地を訪れる予定だ。

先月、アレックス・アザー保健福祉部長官の訪台当時も、中国は戦闘機を出動させて武力示威を行った。先週は台湾東南部沿岸で２日間の大規模軍事演習を進めたりした。