このように海外から眺める国家イメージは向上しているが、実際の我々の姿はどうだろうか。この半世紀、我々は経済成長と政治民主化のために前だけを見て突っ走ってきた。経済は積み上げるばかりで、政治は壊すばかりだった。経済は輸出を通じて富を蓄積することで評価され、政治は独裁に抵抗する民主化闘争と評価された。これを通じて世界10位圏の経済大国と政治先進化を同時に成し遂げた韓国は今日、それにふさわしい先進国の品格を備えているのだろうか。
政治家は連日、暴言と怒号、皮肉を繰り返し、国民を疲れさせている。メディアもこうした政治家を素材でドラマのようなニュースを毎日量産している。SNSで個人の意見がろ過されず露出し、さらに個人放送までが活性化し、社会全体がトマス・ホッブズの「万人の万人に対する闘争」のように感性の渦に巻き込まれている。政治家が組分けを繰り返し、自分側であればいかなるものも善であり、相手側であれば必ず難癖をつける品格のない姿を見せている。
政治家は連日、暴言と怒号、皮肉を繰り返し、国民を疲れさせている。メディアもこうした政治家を素材でドラマのようなニュースを毎日量産している。SNSで個人の意見がろ過されず露出し、さらに個人放送までが活性化し、社会全体がトマス・ホッブズの「万人の万人に対する闘争」のように感性の渦に巻き込まれている。政治家が組分けを繰り返し、自分側であればいかなるものも善であり、相手側であれば必ず難癖をつける品格のない姿を見せている。
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