新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)ににより感染から数日足らずで死亡したり、死亡後にコロナ陽性が確認される事例が相次いでいる。
2日、韓国中央防疫対策本部と釜山(プサン)市によると、機張(キジャン)郡在住の80代女性Aさんが前日、死亡後にコロナ陽性判定を受けた。
日頃から心臓病を患っていたAさんは、1日に自宅で意識を失って倒れ、病院に搬送中に死亡した。Aさんは娘のため死亡後にコロナ検査を受け、陽性が確認された。娘は他の感染者の濃厚接触者に分類され、保健所の検査で陽性判定を受けた。保健当局は、Aさんの死因が心血管疾患による急性心臓発作か新型コロナの影響があったか調査している。
先月26~28日に京畿道水原市華城(キョンギド・スウォンシ・ファソン)でも60代の男性と2人の80代男性が死亡後にコロナ陽性判定を受けた。
中央防疫対策本部は2日、死亡後に陽性判定を受けた感染者がAさんを含め19人と発表した。先月26日以降、5人が同様のケースだと明らかになった。
新型コロナ感染確認後、一日~二日で死亡する事例も相次いでいる。
京畿道龍仁(ヨンイン)のウリ(我々の)第一教会関連の感染者90代の患者は先月28日に陽性判定を受けた日に死亡した。先月20日、70代女性も陽性判定を受けて入院待機中に自宅で死亡した。死亡後の感染確認または感染直後の死者は、十分な治療も受けることができなかった。
さらに、病院に入院したが、数日の間に症状が悪化するケースも増えている。コロナによる重篤・重症患者は、最近2週間で124人に急増した。防疫当局は、ほぼ毎日「60代以上の高齢層はコロナに注意してほしい」と求めている。
保健当局は感染直後の死亡、死後の感染確認が増えている理由は、▼高齢患者の増加▼早期検査の遅れ▼地域社会感染の増加を挙げている。
60代以上の高齢層は新型コロナ高リスク群に属する。免疫力が低く、基礎疾患がある場合が多いためだ。60代以上の陽性確認が先月中旬以降に急増した。最近2週間(8月16日~29日)に新たに確認された感染者のうち60代以上の割合は33.3%で、直前の2週間(23.9%)より10%ポイント増えた。1日0時基準の新規感染者235人のうち36.2%が60代以上だ。
コロナの致死率の平均値は1%台だが、80歳以上では20%以上だ。5人に1人の割合だ。
鄭銀敬(チョン・ウンギョン)中央防疫対策本部長は先月30日の記者会見で「最近、首都圏で診断後、または病院搬送後に状態が突然悪化して死亡したり、事後検査で新型コロナ陽性が確認される事例が増加している」とし「診断後の(入院)措置が遅れたというより『早期に疑い、早期に検査』がなされなかった側面が強い」と分析した。
高齢層は新型コロナの症状を疑ったり認知しにくく、診断検査が遅れて治療時期が遅れたということだ。
高麗(コリョ)大学九老(クロ)病院の金宇柱(キム・ウジュ)教授は「60代以上は免疫細胞が少なく反応も遅い」とし「通常成人はウイルスが侵入すれば、ウイルスと戦ってすぐに熱・頭痛などの症状が出るが、高齢者はコロナがかなり広がった後になって症状が出る場合が多い」と述べた。金教授は「ウイルスが広がった後に診断されれば、敗血症を起こして複数の臓器に問題が生じる場合が多く、手の施しようがなくなる」と説明した。
鄭本部長は「高齢者は少しでも症状が疑われる場合は、すぐに検査を受けてほしい」と求めた。
防疫網をすり抜ける地域社会感染の増加も問題だ。鄭本部長は「地域感染が増え、防疫当局の監視システムで診断されない事例が相当数ある」と述べた。
最近2週間(8月20日~9月2日)の新規感染者4391人のうち感染経路不明者が1010人(23.0%)だ。
ソウルサラン(愛)第一教会と光復節集会などの大規模な集団感染により検査量が増え、当局の疫学調査にも過負荷がかかった。
キム教授は「以前はコロナ流行がクラブなどの特定の場所に限定されたが、最近はマンション・特別養護老人ホーム・病院に広がっている」とし「コロナが地域社会に蔓延しているという意味」と述べた。
2日、韓国中央防疫対策本部と釜山(プサン)市によると、機張(キジャン)郡在住の80代女性Aさんが前日、死亡後にコロナ陽性判定を受けた。
日頃から心臓病を患っていたAさんは、1日に自宅で意識を失って倒れ、病院に搬送中に死亡した。Aさんは娘のため死亡後にコロナ検査を受け、陽性が確認された。娘は他の感染者の濃厚接触者に分類され、保健所の検査で陽性判定を受けた。保健当局は、Aさんの死因が心血管疾患による急性心臓発作か新型コロナの影響があったか調査している。
先月26~28日に京畿道水原市華城(キョンギド・スウォンシ・ファソン)でも60代の男性と2人の80代男性が死亡後にコロナ陽性判定を受けた。
中央防疫対策本部は2日、死亡後に陽性判定を受けた感染者がAさんを含め19人と発表した。先月26日以降、5人が同様のケースだと明らかになった。
新型コロナ感染確認後、一日~二日で死亡する事例も相次いでいる。
京畿道龍仁(ヨンイン)のウリ(我々の)第一教会関連の感染者90代の患者は先月28日に陽性判定を受けた日に死亡した。先月20日、70代女性も陽性判定を受けて入院待機中に自宅で死亡した。死亡後の感染確認または感染直後の死者は、十分な治療も受けることができなかった。
さらに、病院に入院したが、数日の間に症状が悪化するケースも増えている。コロナによる重篤・重症患者は、最近2週間で124人に急増した。防疫当局は、ほぼ毎日「60代以上の高齢層はコロナに注意してほしい」と求めている。
保健当局は感染直後の死亡、死後の感染確認が増えている理由は、▼高齢患者の増加▼早期検査の遅れ▼地域社会感染の増加を挙げている。
60代以上の高齢層は新型コロナ高リスク群に属する。免疫力が低く、基礎疾患がある場合が多いためだ。60代以上の陽性確認が先月中旬以降に急増した。最近2週間(8月16日~29日)に新たに確認された感染者のうち60代以上の割合は33.3%で、直前の2週間(23.9%)より10%ポイント増えた。1日0時基準の新規感染者235人のうち36.2%が60代以上だ。
コロナの致死率の平均値は1%台だが、80歳以上では20%以上だ。5人に1人の割合だ。
鄭銀敬(チョン・ウンギョン)中央防疫対策本部長は先月30日の記者会見で「最近、首都圏で診断後、または病院搬送後に状態が突然悪化して死亡したり、事後検査で新型コロナ陽性が確認される事例が増加している」とし「診断後の(入院)措置が遅れたというより『早期に疑い、早期に検査』がなされなかった側面が強い」と分析した。
高齢層は新型コロナの症状を疑ったり認知しにくく、診断検査が遅れて治療時期が遅れたということだ。
高麗(コリョ)大学九老(クロ)病院の金宇柱(キム・ウジュ)教授は「60代以上は免疫細胞が少なく反応も遅い」とし「通常成人はウイルスが侵入すれば、ウイルスと戦ってすぐに熱・頭痛などの症状が出るが、高齢者はコロナがかなり広がった後になって症状が出る場合が多い」と述べた。金教授は「ウイルスが広がった後に診断されれば、敗血症を起こして複数の臓器に問題が生じる場合が多く、手の施しようがなくなる」と説明した。
鄭本部長は「高齢者は少しでも症状が疑われる場合は、すぐに検査を受けてほしい」と求めた。
防疫網をすり抜ける地域社会感染の増加も問題だ。鄭本部長は「地域感染が増え、防疫当局の監視システムで診断されない事例が相当数ある」と述べた。
最近2週間(8月20日~9月2日)の新規感染者4391人のうち感染経路不明者が1010人(23.0%)だ。
ソウルサラン(愛)第一教会と光復節集会などの大規模な集団感染により検査量が増え、当局の疫学調査にも過負荷がかかった。
キム教授は「以前はコロナ流行がクラブなどの特定の場所に限定されたが、最近はマンション・特別養護老人ホーム・病院に広がっている」とし「コロナが地域社会に蔓延しているという意味」と述べた。
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