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15分で質問中に…健康異常説の安倍首相「怪しい退席」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
6日に広島で開かれた「原爆死没者慰霊式」が終わり、安倍晋三首相が記者会見を行った。通常国会閉会の翌日の6月18日以来49日ぶりの記者会見だった。

しかし会見時間はわずか15分だった。新型コロナウイルス感染者の急増に関する問答が続いた中、安倍首相は会見を終えて急いで退席しようとした。朝日新聞の記者が「まだ質問があります」と言って質問を続けようとすると、司会者はまた「質問を終了します」と述べた。首相官邸報道室の職員は「もう終わり」と言いながら記者の腕をつかんで強圧的に制止した。

この日、官邸職員が記者の質問を防ぐ過程で「腕をつかむ」強圧的な態度を見せたかをめぐり、日本政府と記者の間で攻防があった。朝日新聞は7日、政治面に「官邸職員、朝日新聞記者の腕つかむ 首相会見の質問制止、官邸報道室に抗議」と題した記事を掲載した。新聞社が首相官邸職員の行動を取材妨害と見なし、再発防止を要請したという内容だ。


すると同日の会見で菅義偉官房長官は「(安倍首相の)速やかな移動を促すべく職員が注意喚起を行ったが、腕をつかむことはしていないとの報告を受けている」と述べ、関連内容を否認した。これに対し記者らが「体に触れてもいないのか」と再度確認すると、菅官房長官は明確な返答を避けたまま「詳細については報道室に照会いただきたい」と述べた。

◆安倍首相に健康異常説も

このような雰囲気は、日本で連日1000人以上の新型コロナ感染者が確認されているにもかかわらず、安倍首相が公式的な席に姿を現さなかったことで形成された。首相の健康が良くないという噂が広がり、4日にはある週刊誌が「安倍首相が官邸で吐血」と報道したりもした。

これに先立ち4日にも東京の首相官邸で記者と首相が衝突する場面があった。当時、官邸を離れる安倍首相に記者らが「なぜ臨時国会を開かないのか」と尋ねたが、安倍首相は「与党と相談して対応する」と具体的な答弁を避けて車に乗った。この時、ある記者が安倍首相に向かって「新型コロナ感染者が増えています。国会で確実に説明する必要があるのではないですか。首相、逃げないでください、首相」と叫ぶ姿がテレビを通じて生中継された。

朝日新聞7月23日、「首相の不在、国民から逃げてないか 」と題した社説で「行政府の長として、説明責任から逃げているとみられても仕方あるまい」と首相の対応を強く批判した。

一方、NHKの集計によると、日本全国で7日の一日の新規感染者数は1584人と、先月31日(1580人)以来7日ぶりに最多を更新した。この日、東京の新型コロナ新規感染者数は462人と、1日(472人)以来6日ぶりに400人を超えた。前日、日本全国で1485人の感染者が新たに確認され、4日(1239人)、5日(1354人)に続いて4日連続で1000人台となった。



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