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「水にごはんだけ入れ提供」…韓国済州の保育園で不適切な給食めぐり議論に

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

済州平等保育労働組合が22日に公開した済州道内のある保育園の給食写真。金属製トレーに少量ごはんと小さな豆腐1切れが入ったスープ、カクテキ4~5片、ほぐした魚肉が含まれていた。[写真 済州平等保育労働組合]

済州(チェジュ)地域の一部の保育園で不適切な給食を提供してきたという主張が提起された。該当保育園が園児に水またはスープにごはんだけ入れて出した給食の写真が公開されたりもした。

済州地域の保育士で構成された済州平等保育労働組合は22日午前、済州道庁正門前で記者会見を行い、道内の一部保育園が園児に提供した給食関連の写真を公開した。労組側は、該当保育園が保育当局の点検が来る日を除き、年間を通じておかずを出さずスープや水にごはんだけ入れて子どもたちの昼食として食べさせていると主張した。

公開された写真には金属製トレーに少量のごはんと小さな豆腐1切れが入ったスープ、カクテキ4~5片、ほぐした魚肉が含まれていた。また、おかずがなくスープと水にごはんだけ入れて提供した写真もあった。


ある保育士は「道内のある保育園では、生後24~27カ月の子どもたちに3分割されたトレーで食事と間食を提供しなければならないのに、茶碗に入れたクッパだけ子どもたちに与えていた。保育園評価認証がある1日だけ3分割トレーにごはんとスープ、おかずが別々に出され、保育士と子どもたちが戸惑った」と話した。

また別の保育士は「給食のほとんどがおかゆで、保護者に送る保育園の献立表は実状とあまりにも違った。学期初めには食事のたびにおかゆを作っていたが、その後は調理2時間後に廃棄する原則も無視して午前中に作ったおかゆを温めて午後に再び提供した」と話した。

この日の記者会見では保育行政当局のずさんな点検を告発するある保育士の暴露文も公開された。この保育士は「保育園の給食に使われる食材はすべて国産だと思ったがそうではなく衝撃を受けた。しかし保育園の現場点検に来た公務員は、厨房と冷蔵庫、トイレの衛生状態、教職員の健康診断結果だけ確認し、食材の原産地は点検しなかった」と指摘した。

労組側は今後、保育園給食問題申告センターを運営する計画だ。労組側は済州地域の保育園500カ所余りに勤める4000人の保育士労働者から不適切な給食などに対する申告を直接受けることにした。

労組関係者は「これまで道保健当局に不適切な給食と関連した対策議論に向けた懇談会を何回も要求したが保健当局はこれに応じなかった。今後現場労働者から直接不適切な給食事例の申告を受け再度記者会見を通じて公開し保健当局に申告する予定」と話した。



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