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「電気自動車バッテリー協力」…現代車首席副会長、7日にSK会長に会う

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

鄭義宣(チョン・ウィソン)現代自動車グループ首席副会長(左)、崔泰源(チェ・テウォン)SKグループ会長(右)

鄭義宣(チョン・ウィソン)現代自動車グループ首席副会長が7日、崔泰源(チェ・テウォン)SKグループ会長に会い、「バッテリー3社」との連鎖会談を終える。現代車グループとSKグループによると、鄭首席副会長は7日に忠清南道(チュンチョンナムド)瑞山(ソサン)SKイノベーション電気自動車バッテリー事業場を訪問することで最終日程を調整している。

鄭首席副会長は5月に李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長と忠清南道天安(チョナン)サムスンSDI事業場で、6月には具光謨(ク・グァンモ)(株)LG代表に忠清北道(チュンチョンブクド)清州(チョンジュ)LG化学梧倉(オチャン)工場でそれぞれ会った。

SKイノベーションは来年初めから量産される現代・起亜車の電気自動車専用プラットホームE-GMP(電気-グローバルモジュールプラットホーム)の車にバッテリーを供給する。5年間・10兆ウォン(約9000億円)規模の供給契約を結んだという。SKイノベーションは今年下半期に発注されるE-GMPの第3次物量の受注も有力視される。


現代・起亜車が現在生産するコナ・ニロなどの電気自動車は、従来の内燃機関エンジンなどの場所に電気モーターを搭載している。これに対しE-GMPは電気自動車生産のための専用プラットホームだ。

欧州連合(EU)の環境規制、テスラの急浮上、電気自動車インフラ拡充など今年から電気自動車時代が本格的に到来し、現代・起亜車もE-GMPを通じて電気自動車の生産を加速させている。それだけバッテリーの安定的な需給が重要になったということだ。LG化学とサムスンSDIに比べて電気自動車用バッテリー事業に遅れて参入してSKイノベーションの立場では、現代車は最大の顧客でもある。

財界では鄭首席副会長と崔会長がバッテリー分野だけでなく新しい分野での協力についても論議するという見方もある。2人は高麗大の先輩・後輩だ。さらに今回の会談は、現代車グループを中心にバッテリー3社を含む4大グループが他の分野でも協力関係を強化する契機になるとみられる。

実際、現代・起亜車とバッテリー3社は現在、トップ企業を追い越して「スーパーサイクル」に入るか、後発走者の追随を許すかという重大な岐路に立っている。先頭走者の日本はトヨタとパナソニックが合弁会社を設立し、技術の差を広げようとしている。後発走者の欧州もドイツとフランスの主導で二次電池コンソーシアムを構成し、「打倒アジア」を明らかにした。政府の支援を受ける中国企業までが加勢した。

信栄証券のムン・ヨングォン研究員は「現代・起亜車とバッテリー3社の協力は現代・起亜車のバッテリー適期調達能力を高め、バッテリー3社間の技術・価格競争を誘発し、次世代バッテリー競争力を強化するきっかけになるだろう」という見方を示した。



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