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韓国から宇宙技術を学んだUAEが月を一足飛びして火星探査出る理由(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

UAE火星探査船プロジェクト「EMM」のプロジェクト・ディレクターであるOmran Sharaf氏(37)はUAEの宇宙開発歴史と同じくらい若い。2005年、米国バージニア大学で電気工学学士を取得し、2013年KAIST(韓国科学技術院)で科学技術政策修士学位を取得した。

人口960万人の中東小国、アラブ首長国連邦(UAE)が火星探査プロジェクト「エミレーツ・マーズ・ミッション(Emirates Mars Mission:EMM)」の一環として、今月15日、無人火星探査船「アル・アマル(Al-Amal)」号を打ち上げる。「月」ではなく「火星」だ。2014年に宇宙庁を設立した「新参」国家が米国や欧州など強大国が試みている火星探査に出たのは異例だ。特に、2018年までの時点で韓国人工衛星製作企業Satrec Initiativeから衛星を輸入したり技術移転を受けてきた国だった。「希望」を意味するアラビア語「アル・アマル(Al-Amal)」と命名されたこの探査船は、日本の種子島宇宙センターからH2ロケットに載せられて打ち上げられる。探査船は4億9300万キロを進み、来年2月に火星軌道に到達する。2021年はUAEが建国50周年を迎える年でもある。今回の探査船は火星の大気・力学分析などの任務を担っている。2日、ドバイにいる EMMのプロジェクト・ディレクターであるOmran Sharaf氏(37)にインタビューをした。

--宇宙探検に今まさに参入したばかりのUAEが火星探査に出る理由は。

「UAEには石油時代以降の未来を準備する知識基盤の経済を作ろうとの目的がある。このため、科学技術分野そのものだけではなく、主要経済部門がすべてを統合することができる強力な関心事が必要だった。UAE政府は火星探査がすべての分野で革新的であり、今のやや安易な思考を覆すような変化をもたらすことができると判断した。今回のプロジェクトの名前が『希望』である理由だ」


--それでも火星探査は費用や技術の面で、米国・中国など強大国が行うほどの巨大プロジェクトではないか。

「プロジェクトの趣旨に合う独歩的な挑戦が必要だった。産業・軍事的目的を超える知識と努力が求められるのが宇宙だ。アラブの青年たちが現在に安住しないで重量感のあるプロジェクトを通じて力と能力を最大値に引き上げることができるプロジェクトとして火星探査を選択した。これまでUAEの一般国民は科学に対して大きな関心がなかった。ほとんどが国際関係や金融に対する関心だけだった。だが、多くの学生が今回のプロジェクトを通じて科学・技術・工学・数学(STEM)などの分野に対する関心度が高まった。特に女性の変化が顕著だ。現在、STEM分野の卒業生の54%が女性だ」

--これまで韓国Satrec Initiativeと協力して衛星開発をしてきたが、今度は米国としていると聞いた。

「韓国は今もUAEの宇宙開発パートナーだと考えている。だが、今回のプロジェクトパートナーは米国コロラド大学ボルダー校のチームだ。過去に『DubiaSat』1号と2号のために協力した韓国チームとの協業も検討していたが、深宇宙通信などの技術が必要な今回のプロジェクトは一緒にするのは難しいというフィードバックを受けた。だが、UAE宇宙開発の出発点は韓国との合作であり、これを通じて基盤を固めた。UAEが火星探査の第一歩を踏み出すために韓国も寄与してくれたのだ」


韓国から宇宙技術を学んだUAEが月を一足飛びして火星探査出る理由(2)

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