中国のアリミハン・サーイーティさんの身分証には生年月日が1886年6月25日と記されている。[写真 Carrying the Flag World Records ホームページキャプチャー]
26日(現地時間)、英国メディア「デイリー・ミラー」「メトロ」など外信によると、中国官営メディアは中国新疆ウイグル自治区に住むアリミハン・サーイーティさんが今月25日、134回目の誕生日を迎えたと伝えた。
この主張が正しいなら、サーイーティさんは生存している世界最高齢者であるだけでなく、歴史上世界最長寿人物となる。
サーイーティさんは生年月日が「1886年6月25日」と記載された身分証を持っている。清国第11代皇帝である光緒帝(1874~1908)の時に生まれて19~21世紀の3世紀にわたって生きたということだ。第1・2次世界大戦をすべて体験した。
そのため中国内ではサーイーティさんが127歳だった2013年から「中国最高齢者」と認められてきた。また、英国の世界記録認証団体「Carrying the Flag World Records」の認証を受けた。
だが、清国の時に生まれたサーイーティさんの出生記録は確認が不可能なためギネス世界記録には登録されていない。
現在「生存している世界最高齢」ギネス記録保持者は117歳の日本の田中カ子(かね)さんだ。また、ギネスが公認した「歴史上世界の最長寿者」は1997年122歳で亡くなったフランスのジャンヌ=ルイーズ・カルマンさんだ。カルマンさんはエッフェル塔が完成した1889年よりも14年前の1875年に生まれた。
中国のサーイーティさんが実際に1886年に生まれたとすれば、田中カ子さんよりも17歳年上で、フランスのカルマンさんよりも12年以上長生きしていることになる。
外信によると、今月25日のサーイーティーさんの134回目の誕生日パーティーは、家族や知人、中国当局の公務員まで出席する中で盛大に行われた。
紙で作ったティアラをかぶったサーイーティーさんは歌が流れるとリズムに合わせて肩を揺らしながら踊り、普段から親しんでいるという楽器の演奏を披露した。サーイーティーさんは高齢のため歩行が難しいが、見たり聞いたりすることには問題がないほど健康だという。
外信によると、おばあさんは17歳だった1903年に結婚して男女2人の子どもを養子にした。息子が36歳のときに亡くなり、おばあさんが90歳の1976年に夫を見送り、娘と一緒に暮らしていると言われている。だが、デイリー・メールなど外信は中国が確実な出生記録の証拠もなく「世界最高齢者」を主張していると指摘した。
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