2019年6月30日板門店会合に関連し、ボルトン氏はトランプ大統領の板門店訪問に先立ち、青瓦台で行われた韓米首脳会談で文大統領が自身も同行する方針を求めたといった。トランプ大統領も「金委員長は私と会うことを頼んできたが、文大統領が同行して会うのが文大統領に良く見えるだろう」とした。
だが、マイク・ポンペオ米国務長官が割り込んで「北朝鮮と合意したのはトランプ大統領と金委員長の両者だけの会合」とし、ボルトン氏もポンペオ長官の肩を持った。だが、文大統領は「金委員長が韓国の領土に入る時、私が現場にいないのは望ましくないだろう」と繰り返した。
するとポンペオ長官は「昨夜、文大統領の考えを伝えたが、北朝鮮がこれを拒んだ」とした。北朝鮮も望まなかったということを理由に再び反対したわけだ。トランプ大統領も「文大統領も参加すれば良いが、北朝鮮の要請に従いたい」とした。
だが、文大統領は「米国大統領がDMZを訪問したのは数回あるが、韓米両国の大統領が同行するのは初めて」と執拗に要請した。これを受け、トランプ大統領は「金委員長に話したいことがあるので大きな機会を逃がすわけにはいかない」として「文大統領はソウルで見送った後、韓国を離れる直前に烏山(オサン)で会えばどうか」と逆に提案した。
それでも文大統領は「トランプ大統領と板門店付近のオーレット監視哨所まで同行した後、そこで次は決めよう」と固執し、結局トランプ大統領も受け入れたとボルトン氏は伝えた。
当時文大統領は韓米首脳会談後の共同記者会見で「私も今日板門店に招待された」と明らかにしたが、ボルトン氏の回顧録が事実であればただ招待されたのではなく三顧の礼を尽くしたわけだ。
ボルトン氏は当時韓国・米国・北朝鮮の板門店会合の前に文大統領がトランプ大統領に南北間ホットラインについても話したと伝えた。文大統領が「それは朝鮮労働党本部にあり、彼(金正恩氏)は全くそこに行ったことがない」と告白した(confessed)ということだ。実際、青瓦台は2018年第1回南北首脳会談の直前に開設されたホットラインが南北首脳間直接疎通の象徴だと強調したが、稼動したことがないことが分かった。北朝鮮は9日対北朝鮮ビラ散布に反発してホットラインの廃棄を宣言した。
一方、トランプ大統領が韓米防衛費交渉の過程で在韓米軍の撤収をカードとして活用するように指示したとボルトン氏は伝えた。ボルトン氏は2019年7月防衛費問題を協議するために韓国と日本を訪問した時を思い浮かべて「本当に防衛費がいくらなのか推測することは効果がなかった。トランプ氏だけが満足できる金額を知っていた」とし、「私がワシントンに戻ってくるとトランプ大統領は『米軍撤収で威嚇せよ』した」と書いた。青瓦台はボルトン氏が主張した内容に対していかなる立場も出していない。
「金正恩氏とトランプ氏は文大統領の板門店同行を望まなかった」(1)
だが、マイク・ポンペオ米国務長官が割り込んで「北朝鮮と合意したのはトランプ大統領と金委員長の両者だけの会合」とし、ボルトン氏もポンペオ長官の肩を持った。だが、文大統領は「金委員長が韓国の領土に入る時、私が現場にいないのは望ましくないだろう」と繰り返した。
するとポンペオ長官は「昨夜、文大統領の考えを伝えたが、北朝鮮がこれを拒んだ」とした。北朝鮮も望まなかったということを理由に再び反対したわけだ。トランプ大統領も「文大統領も参加すれば良いが、北朝鮮の要請に従いたい」とした。
だが、文大統領は「米国大統領がDMZを訪問したのは数回あるが、韓米両国の大統領が同行するのは初めて」と執拗に要請した。これを受け、トランプ大統領は「金委員長に話したいことがあるので大きな機会を逃がすわけにはいかない」として「文大統領はソウルで見送った後、韓国を離れる直前に烏山(オサン)で会えばどうか」と逆に提案した。
それでも文大統領は「トランプ大統領と板門店付近のオーレット監視哨所まで同行した後、そこで次は決めよう」と固執し、結局トランプ大統領も受け入れたとボルトン氏は伝えた。
当時文大統領は韓米首脳会談後の共同記者会見で「私も今日板門店に招待された」と明らかにしたが、ボルトン氏の回顧録が事実であればただ招待されたのではなく三顧の礼を尽くしたわけだ。
ボルトン氏は当時韓国・米国・北朝鮮の板門店会合の前に文大統領がトランプ大統領に南北間ホットラインについても話したと伝えた。文大統領が「それは朝鮮労働党本部にあり、彼(金正恩氏)は全くそこに行ったことがない」と告白した(confessed)ということだ。実際、青瓦台は2018年第1回南北首脳会談の直前に開設されたホットラインが南北首脳間直接疎通の象徴だと強調したが、稼動したことがないことが分かった。北朝鮮は9日対北朝鮮ビラ散布に反発してホットラインの廃棄を宣言した。
一方、トランプ大統領が韓米防衛費交渉の過程で在韓米軍の撤収をカードとして活用するように指示したとボルトン氏は伝えた。ボルトン氏は2019年7月防衛費問題を協議するために韓国と日本を訪問した時を思い浮かべて「本当に防衛費がいくらなのか推測することは効果がなかった。トランプ氏だけが満足できる金額を知っていた」とし、「私がワシントンに戻ってくるとトランプ大統領は『米軍撤収で威嚇せよ』した」と書いた。青瓦台はボルトン氏が主張した内容に対していかなる立場も出していない。
「金正恩氏とトランプ氏は文大統領の板門店同行を望まなかった」(1)
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