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韓国国防部、安全のためDMZ遺骨発掘作業を中断

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官が昨年6月、江原道鉄原郡の民間人統制線内の韓国側地域ファサルモリ高地にある非常駐監視哨所(GP)で、ファサルモリ戦闘で戦死した国連軍フランス兵士の追悼碑に献花している。 [写真 共同取材団]

北朝鮮が開城(ケソン)南北共同連絡事務所を爆破したことを受け、江原道(カンウォンド)非武装地帯(DMZ)ファサルモリ高地一帯で行われていた遺骨発掘作業が暫定中断された。

韓国国防部は17日、軍が今年4月20日から前日まで行っていたファサルモリ高地韓国戦争(朝鮮戦争)戦死者遺骨発掘作業を暫定中断した、と明らかにした。

軍関係者は「今後の作業再開日時は決まっていない。現状況を考慮して再開の日時を決める」と伝えた。今回の作業中断は、軍当局が将兵の安全を確保するために取った措置という。


一方、北朝鮮が9・19南北軍事合意の破棄を事実上宣言したことで、DMZ地帯の偶発的衝突に対する懸念が強まっている。北朝鮮はこの日、総参謀部の報道官の発表を通じて「南北軍事合意に基づき非武装地帯から撤収した民警哨所をまた進出・展開し、前線警戒勤務を強化する」と明らかにした。

ファサルモリ高地一帯の遺骨発掘は南北の9・19軍事合意に基づき昨年から共同で行われることになったが、北側が呼応せず南側が単独で作業を進めてきた。ファサルモリ高地は1951年から1953年まで計4回にわたり激しい戦闘があった地域で、まだ遺骨が残っている。



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