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文在寅大統領「より平等な経済が実質的民主主義」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

文在寅大統領が10日にソウルの民主人権記念館で開かれた第33周年6・10民主抗争記念式を終えた後、509号調査室を視察している。[写真 青瓦台写真記者団]

文在寅大統領は10日、「持続可能でより平等な経済は制度の民主主義を超えわれわれが必ず成就しなければならない実質的民主主義」と話した。

文大統領はこの日、第5共和国時代に「南営洞(ナムヨンドン)対共分室」として使われたソウル・竜山区(ヨンサング)の民主人権記念館予定地で開かれた第33周年6・10民主抗争記念式で、「われわれはもう、より多くの民主主義、より大きな民主主義、より多様な民主主義に向かっていかなくてはならない」としてこのように明らかにした。

文大統領の6・10記念式出席は就任直後の2017年に続き3年ぶりだ。南営洞対共分室跡地で開かれた6・10記念式の出席は初めてだ。


文大統領は「日常の民主主義」を強調した。文大統領は自由と平等が民主主義の両翼だと述べ、「われわれは存分に利益を追求する自由があるが、他人の物を奪う自由は持っていない。また、持続可能で、より平等な経済は、制度の民主主義を超えわれわれが必ず成就しなければならない実質的民主主義だ」との考えを明らかにした。

文大統領は「葛藤と合意は民主主義の別の名前。葛藤の中で共生の方法を求め、不便さの中で安らかさを求めなければならない」とした。

特に「平和は重労働の険しい道だが、だからこそわれわれは民主主義で平和を成し遂げなければならない。そうして成し遂げた平和だけが長くわれわれに繁栄をもたらすだろう」と強調した。

続けて文大統領は「われわれの民主主義は決して後退することはできず、民主主義に向かう道は中断することはできない。政府も日常の民主主義のためにさらに努力したい」と述べた。

文大統領は南営洞対共分室での記念式開催について、「民主運動家が独裁と暴力の空間を民主化闘争の空間に変えた。いまや南営洞は被害者の傷を癒し民主主義の歴史を記憶する空間になるだろう」と明らかにした。

さらに「政府は偉大な民主主義の歴史を記念するのに最善を尽くすだろう。必ず4・3事件の名誉回復を成し遂げ、5・18民主化運動の真実を全て糾明する」とした。



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