新型コロナウイルス新規患者が３８人発生した。２日連続で１日の新規感染者が５０人を超えた増加傾向は多少鈍化したが依然として首都圏を中心に感染が続いている。

疾病管理本部中央防疫対策本部によると、８日午前０時基準で新型コロナウイルス新規患者は３８人で、これまでの累積患者は１万１８１４人になった。この日集計された新規患者のうち市中感染は３３人で、残り５人は海外流入だった。

市中発生の新型コロナウイルス感染者は全員首都圏で発生した。ソウルの２２人をはじめ、仁川（インチョン）が４人、京畿道（キョンギド）が７人だ。ソウル陽川区（ヤンチョンク）の卓球クラブと冠岳区（クァンアクク）の健康用品販売店、京畿道竜仁（ヨンイン）の宗教施設関連の拡散が続いていると推定される。


今月に入り首都圏地域の感染者数は４０人前後で推移している。１日の３１人から２日が３７人、３日が４８人と増え続けたが、４日は３６人、５日は３４人に落ちた。その後６日に４２人、７日に５２人と続いた増加傾向は８日には３３人に鈍化した。

韓国の新型コロナウイルス隔離解除者はこの日１１人増え１万５６３人になった。隔離中の患者は２７人増加した９７８人と集計された。幸い死亡者は発生しなかった。これまでの新型コロナウイルスによる死亡者は２７３人だ。

中央災害安全対策本部第１次長の朴凌厚（パク・ヌンフ）保健福祉部長官はこの日中央対策本部会議で「日常生活の中で距離確保が実践されないならば、地域社会での追加感染を止めることはできない。（不要不急の）会合を自粛し、マスク着用など防疫マナーを実践しなければならない」と話した。