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日産とは違うというトヨタ・ホンダ…日本車が韓国市場で生きる方法

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ソウル蚕室(チャムシル)ロッテワールドタワーモール1階のレクサスカフェ「CONNECT TO」にRX Lがが展示されている。[写真 レクサスコリア]

日産の韓国市場撤収宣言でトヨタ・ホンダにも視線が向かう中、レクサスコリアが先週、SUVラインナップのRX、UX、NXの試乗イベントを開いた。今年3月から韓国で販売が始まったRX450hL、最近導入されたUXのF SPORTなどが登場した。すべてマイナーチェンジまたはドレスアップモデルで、新車はなかった。

RX450hは米国で数年間にわたりラグジュアリーSUVで販売1位の人気車種。ドイツ車や米国車のSUVとは違ってハイブリッドモデルで、パワフルな出力よりも燃費と静粛性が強みの都心型SUVといえる。

◆RX450hLでソウルから抱川まで試乗


RX450hLは従来のRX450hに3列目の座席を新設した。米国でライバル車種がほとんど3列目の座席があるためだが、成人が座るには高さや膝の前の空間が狭かった。レクサス側は「2つの独立座席として『キャプテンチェア』を設置した2列目に注目してほしい」と説明した。3列目は子どもが乗るか、たたんで広いトランク空間として使用するのがよさそうだ。

燃費は卓越している。ソウル蚕室(チャムシル)ロッテワールドから京畿道抱川(ポチョン)コモリ貯水池までの46キロ区間を運転する間、渋滞区間もあり、スポーツモードも稼働したが、燃費は14.5キロだった。ドイツ車のしっかりとした乗り心地と比較されるレクサス特有のソフトな走行感も生きていた。

ただ、計器盤とセンターフェイシアを囲むインテリアセットアップは好みが分かれそうだ。アナログ時計とCDプレーヤー、ステアリングホイールのウッドフレームなどがアナログ感性を生かしているが、好みが合わない人は「昔の車」と感じる可能性がある。

◆燃費14.5キロ、CDプレーヤー

RX450hLの長所・短所は韓国で日本車が直面した問題を表している。日産が撤収することになったのは不買運動の影響もあるが、カルロス・ゴーン前日産会長事態、世界市場での売上減少でルノー日産アライアンスが従来の拡張政策を中断し、地域の特徴を生かした戦略を大幅に修正した側面が大きかった。本社が厳しい中、利益も出ない韓国市場を抱える余裕がなかった。

トヨタは違う。まずトヨタRAV4、レクサスESなど韓国国内でも人気の車種がある。特にESの場合、昨年もBMW5シリーズ、ベンツEクラスのように「江南(カンナム)ソナタ」と呼ばれるほどよく売れた。レクサス全体を見ても今年3月に411台まで減少した月間販売台数が4月には461台、5月には727台と増えている。

トヨタは2008年の金融危機直後にブレーキの欠陥で販売台数が急減し、苦戦した。業界関係者は「トヨタの場合、国内で浮き沈みを経験しているので、販売台数に一喜一憂することもない」と話した。

それでも不買運動後、トヨタはさまざまな割引イベントをした。レクサスは大幅な割引はしないが、無利子分割払い、消耗品交換、保証期間の一部延長などのプロモーションをしている。今年に入って両ブランドともに販売台数が徐々に増えている理由だ。

◆レクサス、プロモーションで販売台数増加

しかし不買運動よりも大きな問題は、視線を引くほどの新車が数年間ないという点だ。下半期にも絶えず新車を出す現代・起亜車はともかく、デザインなどで換骨奪胎したボルボなどにも革新的な側面で見劣りする。一部ではRXがあまりにもよく売れたため新車の発売が遅れるという見方もある。しかしアップルCarPlayと各種先端仕様を好む国内消費者にCDプレーヤーを搭載したRXはやや惜しまれる。

ホンダの場合、主力セダンのアコードの販売が急減するなど自動車販売は振るわないが、バイクの販売が少なくないため今すぐ撤収を考慮することはないという。

イ・ホグン大徳大自動車学科教授は「同じ3シリーズでもさまざまなモデルがあるBMWなどとは違い、トヨタやレクサスの新車周期は長く感じられるところがある」とし「日本車ブランドは国内で当分は割引・プロモーションとサービスを独歩的に強化する方法で消費者にアピールするしかないだろう」と述べた。



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