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先端素材生産の韓国CEO「問題ある韓中FTAのためベトナムに行く」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

昨年7月に訪韓したイスラエルのルーベン・リブリン大統領は趙文秀(チョ・ムンス)代表とドローン事業について議論した。

--ほかに突破口はないのか。

「結局、ベトナムに炭素繊維中間素材工場を建設し、竣工式を控えている。低価格製品はベトナムで生産してこそ事業を維持できる。ベトナムは中国・ASEAN(東南アジア諸国連合)で域内経済圏に分類され、現地生産比率が40%を超えれば無関税となる。ベトナムで驚いたのは建築許可が3日間で出たという点だ。速やかに工場を建設することができた。数カ月もかかる韓国では想像もできない。韓国も投資しやすい環境を形成してこそ企業が入ってくるだろう」

--素材産業は長い時間がかかる。


「素材先進国は製造装備を売らないケースが多い。自国産業を保護するためだ。結局、素材・部品・装備がすべてうまくいくには製造装備も国産化しなければいけない。それでわが社は自ら製造装備を設計する。設計は我々がして、製作は専門会社に依頼する。韓国は液化天然ガス(LNG)船舶が強い。今回カタールと国内造船ビッグ3がLNG船103隻を契約したのも国産素材の後押しがあるからだ。特にガスの漏れを防止する保冷材2次防壁技術は韓国カーボンの独自の核心技術で世界市場を独占している」

--航空機の必需品ではないのか。

「航空機産業の最大の勝負どころが軽量化だ。内部インテリアと座席には多くの炭素・ガラス繊維複合材製品が入る。政府が発表したように2025年にドローンタクシーが本格化して普遍化すればどうなるだろうか。無人輸送機が繰り上げられればターミナルからターミナルに往復無人トラックが増える。無人航空機も実用化するだろう。垂直に離着陸するために徹底的な軽量化が無人化のカギとなる」

--ドローンタクシーのカギがなぜ素材なのか。

「第4次産業革命時代を迎え、炭素繊維の需要はさらに増えている。ドローンタクシーに4人が乗るなら400キロを載せなければいけない。この場合、ドローンタクシーの重さが通常10倍(4トン)になってこそ飛行が可能だ。自体の重さを減らしてこそ成功が可能ということだ」

--ドローン事業協会長を務めているのも炭素繊維と関係があるのか。

「ドローン事業のカギも軽量化だ。韓国カーボンは無人機を世界で初めて開発したイスラエル航空会社(IAI)と提携して合弁会社を設立した。現在IAIは軽量化のために韓国カーボンの素材使用認証手続きを踏んでいる。すでに韓国カーボンは2019年にボーイングから内蔵素材認証を取得した」

--ドローン事業は中国と比べて遅れている。

「国内のドローン事業は複数の政府部処が別々に管理している。協会も分かれている。コエックスで7月15日から無人移動体エキスポが開催される。関連部処と協会が集まって力を合わせなければいけない。中国はDJIがリードしているが、極端に言えばおもちゃばかりを作っている。韓国はむしろ産業用や軍事用ドローンを生産できる力量と環境を備えている。都市と山岳地域が適当に分布していて、これほどのテストベッドはない」


先端素材生産の韓国CEO「問題ある韓中FTAのためベトナムに行く」(1)

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