現代重工業のLNG運搬船 [写真=現代重工業グループ]
この日の契約書署名式はテレビ会議で行われた。カタール側からはQPの最高経営責任者(CEO)を兼ねるサード・アルカービ・エネルギー担当相が、韓国からは成允模(ソン・ユンモ)産業通商資源部長官が参加した。李誠槿(イ・ソングン)大宇造船社長、賈三鉉(カ・サムヒョン)韓国造船海洋(現代重工業の中間持株会社)社長、南駿祐(ナム・ジュンウ)サムスン重工業社長も契約書に署名した。
アルカービ担当相はこの日の署名式の後、「カタールのLNG生産能力を現在の年間7700万トンから2027年までに1億2600万トンに拡大する計画」とし「(今回の契約で)2027年までにグローバルLNG運搬船容量の約60%を確保することになった」と述べた。
アルカービ担当相は昨年2月の記者会見でLNG増産計画を明らかにし、新規LNG運搬船の発注先として韓国を考慮していると伝えた。カタールは世界のLNG供給の30%を占める。
当時、アルカービ担当相は「我々のすべての船はこれまで韓国で建造された。したがって現在望む条件を満たすかどうか韓国の造船会社とほかのところを調べてみる」と説明した。
LNG運搬船を自国で建造する計画もあるのかという質問に対しては、「LNG運搬船は建造、維持、修理に先端技術と支援サービスが必要だ」とし「カタールが自国で建造するには費用の面で競争力と実現の可能性がなく、外国に注文するのがよい」と答えた。
アルカービ担当相は昨年1月に韓国を訪問し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領に会った。当時もLNG運搬船の新規発注計画を伝え、「韓国は船舶受注経験が豊富で技術力も定評があるだけに、今後もLNG船の導入に関連して良い協力関係を期待する」と述べた。
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