新型コロナウイルス感染症（新型肺炎）以降、韓国製ビデや紅参がグローバル市場で人気商品として位置を確立した。また、空気清浄機・消毒剤・診断キットなども新型コロナ以降、韓国の輸出を支える品目に浮上した。

１５日、韓国貿易協会によると、新型コロナの影響が直撃した１－３月期の全体輸出は不振だったが、清浄家電をはじめ医療用品・医薬品・衛生用品・健康補助食品などの輸出は拡大した。

空気清浄機の輸出は昨年同期比１７８％増となったほか、ビデは１１７％急増した。また、衣類乾燥機（５４％）と真空清掃機（４６％）・浄水器（２％）などの清浄家電製品も大幅に増加した。医療・医薬用品輸出は診断キットが６７％増加したのをはじめ、医薬品（５３％）・体温計（５１％）・血圧計（２０％）の輸出額が伸びた。また、ビタミン（６．８％）などの健康補助食品の輸出も増加した。


韓国貿易協会のムン・ビョンキ首席研究員は「新型コロナの拡大で消費と生活方式が変化しながら世界的にその優秀性を認められた韓国製品の輸出が好成績を収めた」と説明した。

韓国産の健康補助食品は特に中国で人気を呼んだ。中国で紅参・ビタミンなどが免疫力強化に効果があると伝えられて輸出増加が顕著となった。紅参抽出物は世界輸出額が５１％減となったが、中国市場では２３２％急増した。

米国向け輸出品目の中ではビデが昨年同期に比べて急増した。１－３月期の対米輸出額は７万６０００ドル（約８１５万円）で昨年同期比４０倍程増加した。新型コロナ以降、米国で起きたトイレットペーパーの品薄現象の代替材であるビデに対する関心が増加したものとみられる。

高齢人口の比率が高いい欧州連合（ＥＵ）は血圧計（６９％）と体温計（１２６％）の輸出が昨年同期に比べて大きく伸びるなど、韓国製の家庭用医療用品が人気を呼んだ。

ムン研究員は「下半期の景気浮揚策を追い風にグローバル景気が回復する場合、消費財を中心に輸出機会が拡大するだろう」としながら「このような傾向に合わせて新しい機会を模索するべき時」と話した。