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安倍氏、韓国挙げて「コロナ、気を緩めた途端に一気に感染広がる」 

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

安倍晋三首相

14日、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)拡大により日本全域に発令した緊急事態宣言を多くの地域で解除した安倍晋三首相が「気を緩めた途端、一気に感染が広がる」と言いながら韓国の事例を取り上げた。

この日午後6時から首相官邸で行われた記者会見でだ。全国47都道府県に発令されていた緊急事態宣言を39県で解除しながら、その背景などを説明する会見だった。

韓国関連発言は冒頭発言の序盤部分で出てきた。


安倍氏は「どんなガイドラインも感染リスクをゼロにすることはできない」とし、一旦は新型コロナを収拾したが再び感染が広がった国内外の事例を次々と取り上げた。まず、2月末~3月初めに感染が大きく広がったあと一時減少に転じたが、自主的に発令した緊急事態宣言を解除してから2~3週で感染者が再び増えた北海道の事例に言及した。

続いて「ドイツでも、行動制限を緩めた直後、感染者が増加に転じ、再びロックダウンをせざるを得なくなった地域がある」「当初、抑え込みに成功したと言われたシンガポールでも、感染者が大きく増えた」とし、ドイツとシンガポールを言及したあと、「韓国でも、先週、ナイトクラブで集団感染が発生したというニュースを御覧になった方も多いと思う」と紹介した。

そして「気を緩めた途端、一気に感染が広がっていく」と話した。北海道とドイツ、シンガポールなどとあわせて韓国を「油断による再拡散」の代表的事例として紹介し、日本国民に警戒心を求めた。

安倍氏は今までただの一度も「韓国防疫」の長所については具体的に言及したことがない。そのような安倍氏が梨泰院(イテウォン)クラブ内の集団感染を公式的な記者会見で取り上げたことは非常に異例だ。安倍氏は会見の途中にも同じような脈絡で「韓国」をもう一度取り上げた。

安倍氏は日本国民に「(緊急宣言が解除されても)これまで以上に一人ひとりの協力が必要になる」とし「国民の皆様の協力があれば、必ず乗り越えることができる」と話した。

これまで日本政府の対応が右往左往していたことに対して大きな批判が向けられていることを意識したように、安倍氏は「(欧州や米国のような)主要先進国の中でも圧倒的に少なく抑え込むことができている」とし「これは数字上、明らかな客観的事実」とも述べた。

安倍氏は新型コロナに伴う経済的打撃について「世界経済がリーマンショックとは比較にならない、正に100年に1度の危機を迎えている」とし「あらゆる手を尽くす」と述べた。

会見では、検察幹部の恣意的人事ではないかとして論争が起きている検察定年延長関連の法案に関する質問も出てきたが、安倍氏は「国会が審議して決めている」という趣旨のことを述べてこの部分の明言を避けた。



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