新型コロナウイルス感染症（新型肺炎）に関連し、今年３月にイタリアと韓国から米国に入国した旅行客に対して、効果的な検査（ｓｃｒｅｅｎｉｎｇ）を実行できなかったと米下院議員が７日（現地時間）、主張した。

ロイター通信によると、下院監視・政府改革委員会の経済・消費者政策小委員会委員長のラジャ・クリシュナムルティ議員（民主・イリノイ）はこの日の声明で、さまざまな機関の情報は米政府が３月中旬までこれら２つの集中発病地域から米空港を通ったウイルス拡大を防ぐための活動をほとんどしなかったことを示していると話した。


クリシュナムルティ氏は米国行き飛行機の乗客乗員に対する搭乗前の検査に関連し、３月３日から１４日間にホワイトハウスはイタリアと韓国の検査に依存し、米国の役人たちは特にイタリアでの搭乗客検査に対して相対的に制限された監督権を持っていたと説明した。


この期間、イタリアは１３人の乗客だけしか米国行き航空便への搭乗を禁止しておらず、韓国は５６人を禁止したとロイターは伝えた。

クリシュナムルティ氏は「米政府は（新型コロナの拡大を）緩和できる能力を準備して構築するために使用できる重要な時間を失った」と主張した。