新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)と関連した安倍晋三首相の記者会見について「『一生懸命(他人が書いた)原稿を読んでいるようにしか見えない』との指摘も出ている」と毎日新聞が6日、報じた。「魂の入っていない会見」に対する批判だ。
安倍氏は全国一斉休校を要請した直後の2月29日を皮切りに、緊急事態宣言の発令(4月7日)や緊急事態宣言の期限延長(5月4日)など、要所で6回の記者会見を開いた。
冒頭発言と質疑応答を合わせた会見時間は最初は36分にすぎなかったが、最近では1時間以上に増えた。
毎日新聞によると、安倍氏は通常、左右に設置された2つのプロンプター(スピーチ内容を画面に映し出す装置)を交互に見ながら20分間余り原稿を読んでいく。その次に記者から質問を受ける。
ところがこのような安倍氏の会見形式をめぐり「何も響かない会見」(野党関係者)、「スピーチの内容は悪くないが地に足がついておらず、首相自身がどこまで原稿の磨き上げに参加しているのか疑問」などの反応が出ているという。
同紙は、ドイツのメルケル首相を引き合いに出し、「一部国境の閉鎖措置に触れた際に、東独育ちの自身の経歴を背景に『旅行や移動の自由を苦労して勝ち取った私のような者にとって、こうした制限は絶対に必要な場合にだけ正当化される』と真摯(しんし)に語りかけて」国民から共感を引き出したと紹介した。
だが、安倍首相の場合には、国民と実際に「コミュニケーション」が取れているかどうか疑問視する声が出ているという。
毎日の報道のように、安倍氏の会見を見守っているの中には「準備された原稿を読んで時間を代わりに費やしている」という感じているという人は多い。
4日の会見でも「なぜ感染者数が思ったより減らなかったか」という記者の質問に、安倍氏は「罰則規定がない状況でも多くの国民が外出自粛に協力してくれたことに感謝申し上げる」という趣旨の返事に多くの時間をかけた。
また「ウイルス検査実績が増えない理由が何か」など答えにくい質問が出てくると、同席した感染専門家に答えさせる場面もあった。
毎日はこれについて「用意しておいたフレーズを繰り返して時間を稼ぐ国会答弁と同様の話し方が目立っている」とした。
同紙によると、記者に対する安倍氏の態度は第1次安倍内閣(2006年9月~2007年9月)の時から問題だった。
当時1日1回行われていた「ぶら下がり会見」でも安倍氏はマイクを持って質問する記者の顔は見ずに正面に設置されたカメラを見て答えていた。その時から自民党からも「気味が悪い」との反応があったという。
安倍氏は全国一斉休校を要請した直後の2月29日を皮切りに、緊急事態宣言の発令(4月7日)や緊急事態宣言の期限延長(5月4日)など、要所で6回の記者会見を開いた。
冒頭発言と質疑応答を合わせた会見時間は最初は36分にすぎなかったが、最近では1時間以上に増えた。
毎日新聞によると、安倍氏は通常、左右に設置された2つのプロンプター(スピーチ内容を画面に映し出す装置)を交互に見ながら20分間余り原稿を読んでいく。その次に記者から質問を受ける。
ところがこのような安倍氏の会見形式をめぐり「何も響かない会見」(野党関係者)、「スピーチの内容は悪くないが地に足がついておらず、首相自身がどこまで原稿の磨き上げに参加しているのか疑問」などの反応が出ているという。
同紙は、ドイツのメルケル首相を引き合いに出し、「一部国境の閉鎖措置に触れた際に、東独育ちの自身の経歴を背景に『旅行や移動の自由を苦労して勝ち取った私のような者にとって、こうした制限は絶対に必要な場合にだけ正当化される』と真摯(しんし)に語りかけて」国民から共感を引き出したと紹介した。
だが、安倍首相の場合には、国民と実際に「コミュニケーション」が取れているかどうか疑問視する声が出ているという。
毎日の報道のように、安倍氏の会見を見守っているの中には「準備された原稿を読んで時間を代わりに費やしている」という感じているという人は多い。
4日の会見でも「なぜ感染者数が思ったより減らなかったか」という記者の質問に、安倍氏は「罰則規定がない状況でも多くの国民が外出自粛に協力してくれたことに感謝申し上げる」という趣旨の返事に多くの時間をかけた。
また「ウイルス検査実績が増えない理由が何か」など答えにくい質問が出てくると、同席した感染専門家に答えさせる場面もあった。
毎日はこれについて「用意しておいたフレーズを繰り返して時間を稼ぐ国会答弁と同様の話し方が目立っている」とした。
同紙によると、記者に対する安倍氏の態度は第1次安倍内閣(2006年9月~2007年9月)の時から問題だった。
当時1日1回行われていた「ぶら下がり会見」でも安倍氏はマイクを持って質問する記者の顔は見ずに正面に設置されたカメラを見て答えていた。その時から自民党からも「気味が悪い」との反応があったという。
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