北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(左)と妹の金与正(キム・ヨジョン)労働党第1副部長
海外メディアの報道も異なる。ワシントンポスト(WP)は「金正恩死亡説で北朝鮮が混乱し、買い占めが激しい」と報じた。ロシアのタス通信は「平壌(ピョンヤン)住民は普段と変わらず、大同江の岸では歌が流れていた」とし、WPとは正反対の記事を載せた。トランプ米大統領は一昨日、ホワイトハウスでの記者会見で「今は彼(金正恩委員長)が健康であることを望む。無事であることを望む」と発言した。トランプ大統領のニュアンスはやや異なる。「無事であることを望む」という発言は、金正恩委員長の健康に問題があるという意味として聞こえる。中国は25日、金委員長への助言を名分に医療関係者など代表団を北朝鮮に派遣したという。北朝鮮の状況を把握する目的とみられる。総合すると、金委員長との利害関係によって金正恩異変説に対する判断が異なる。
<Mr.ミリタリー>「民主国家北朝鮮」の期待に挑発の懸念も混じる金正恩異変説(2)
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