新型コロナウイルスの感染拡大で世界の自動車企業が苦戦する中、電気自動車企業のテスラだけが好調だ。
テスラは29日(現地時間)に1-3月期の業績発表を控えている。今月2日に発表した生産台数と販売台数を見ると、テスラは1-3月期に8万8400台を販売し、前年同期(6万3000台)比で40%増加した。テスラ側は「10万3000台近い生産台数と記録的な販売台数は、テスラ創業以降で最高の1-3月期業績」と明らかにした。中国上海工場が1月29日から2月10日まで稼働を停止した中での成果だ。
◆テスラ、内燃機関車の悩みなく流動性豊富
テスラが注目されるのは▼他の自動車企業のように内燃機関車の設備などの悩みがない▼流動性が豊富で今後の景気悪化の心配も少ない▼普及型セダンのモデル3を中心に注文が多い--からだ。テスラの株価が今年に入って上昇し、テスラの時価総額はトヨタを除いてグローバル自動車企業のうち最も高い。
一方、従来の自動車企業は売上高の大半を占める内燃機関車への投資を徐々に整理しながら、電気自動車などエコカーの開発に投資しなければいけない課題を抱えている。欧州は2030年ごろ内燃機関車生産禁止という強力な規制を予告している。さらに新型コロナで資金難に直面している。
◆モデル3、韓国の3月の輸入車販売1位
テスラは韓国市場でも善戦している。カーイズユー・データ研究所によると、テスラ・モデル3は3月に前月比72.3%増の2415台売れ、メルセデスベンツEクラス、BMW5シリーズを抜いて3月の輸入車車種別販売1位となった。ブランド基準でもテスラはベンツ・BMWに続いて国内輸入車順位3位に浮上した。
ただ、米カリフォルニア州フリーモント工場の稼働が先月29日から1カ月近く停止している。現在のところ予定通り5月4日に稼働が再開すると予想される。米国工場の稼働停止は4-6月期の業績に相当な影響を与える可能性がある。
テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は今年50万台の生産を公言し、新型コロナ事態にもかかわらずまだ目標値を下方修正していない。29日の業績発表に注目が集まる理由だ。マスクCEOは準中型SUVモデルYの発表と昨年下半期の中国工場稼働開始で生産と販売が大きく増えると自信を表してきた。中国工場が新型コロナの影響圏から最初に抜け出し、中国工場を昨年完工したのは「神の一手」という評価も出ている。
◆「テスラの営業利益率に注目」
インサイト研究所のチャ・ドゥウォン博士は「世界自動車企業は新型コロナ事態で流動性の確保に向かうため、当分は電気自動車などエコカー投資に消極的になるしかないだろう」とし「未来の自動車競争よりもまずは生存の問題がかかっているため、欧州の環境規制なども導入を延期してほしいという要請が出てくるかもしれない」と述べた。
テスラの成果を過大評価すべきでないという声もある。イ・ホグン大徳大自動車学科教授は「株価の急騰で隠れているが、テスラの営業利益率に注目する必要がある」とし「昨年は好調だったと言いながらも、損益分岐点にかろうじて達した」と指摘した。続いて「中国工場の生産が再開されたが、中国の景気と販売が回復していなければテスラの計画に支障が生じることもある」と話した。
テスラは29日(現地時間)に1-3月期の業績発表を控えている。今月2日に発表した生産台数と販売台数を見ると、テスラは1-3月期に8万8400台を販売し、前年同期(6万3000台)比で40%増加した。テスラ側は「10万3000台近い生産台数と記録的な販売台数は、テスラ創業以降で最高の1-3月期業績」と明らかにした。中国上海工場が1月29日から2月10日まで稼働を停止した中での成果だ。
◆テスラ、内燃機関車の悩みなく流動性豊富
テスラが注目されるのは▼他の自動車企業のように内燃機関車の設備などの悩みがない▼流動性が豊富で今後の景気悪化の心配も少ない▼普及型セダンのモデル3を中心に注文が多い--からだ。テスラの株価が今年に入って上昇し、テスラの時価総額はトヨタを除いてグローバル自動車企業のうち最も高い。
一方、従来の自動車企業は売上高の大半を占める内燃機関車への投資を徐々に整理しながら、電気自動車などエコカーの開発に投資しなければいけない課題を抱えている。欧州は2030年ごろ内燃機関車生産禁止という強力な規制を予告している。さらに新型コロナで資金難に直面している。
◆モデル3、韓国の3月の輸入車販売1位
テスラは韓国市場でも善戦している。カーイズユー・データ研究所によると、テスラ・モデル3は3月に前月比72.3%増の2415台売れ、メルセデスベンツEクラス、BMW5シリーズを抜いて3月の輸入車車種別販売1位となった。ブランド基準でもテスラはベンツ・BMWに続いて国内輸入車順位3位に浮上した。
ただ、米カリフォルニア州フリーモント工場の稼働が先月29日から1カ月近く停止している。現在のところ予定通り5月4日に稼働が再開すると予想される。米国工場の稼働停止は4-6月期の業績に相当な影響を与える可能性がある。
テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は今年50万台の生産を公言し、新型コロナ事態にもかかわらずまだ目標値を下方修正していない。29日の業績発表に注目が集まる理由だ。マスクCEOは準中型SUVモデルYの発表と昨年下半期の中国工場稼働開始で生産と販売が大きく増えると自信を表してきた。中国工場が新型コロナの影響圏から最初に抜け出し、中国工場を昨年完工したのは「神の一手」という評価も出ている。
◆「テスラの営業利益率に注目」
インサイト研究所のチャ・ドゥウォン博士は「世界自動車企業は新型コロナ事態で流動性の確保に向かうため、当分は電気自動車などエコカー投資に消極的になるしかないだろう」とし「未来の自動車競争よりもまずは生存の問題がかかっているため、欧州の環境規制なども導入を延期してほしいという要請が出てくるかもしれない」と述べた。
テスラの成果を過大評価すべきでないという声もある。イ・ホグン大徳大自動車学科教授は「株価の急騰で隠れているが、テスラの営業利益率に注目する必要がある」とし「昨年は好調だったと言いながらも、損益分岐点にかろうじて達した」と指摘した。続いて「中国工場の生産が再開されたが、中国の景気と販売が回復していなければテスラの計画に支障が生じることもある」と話した。
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