文在寅(ムン・ジェイン)大統領
文大統領は19日、4・19革命60周年記念式に参加して雇用を守るための「連携と協力」を強調した。文大統領はこの日、記念式で「核心は雇用を守ること」とし「雇用維持のために企業と労働者を助け、小商工人・自営業者の人生を保護しなければならない」と話した。同時に「政府は労使間合意を通じて雇用を維持する企業を優先的に支援する」と述べた。政府は今週、文大統領が主宰する5回目の非常経済会議を開いて雇用対策を集中的に協議する予定だ。雇用対策には旅行・宿泊・公演業の他に特別雇用支援業種を拡大し、雇用維持企業に追加で支援する方針などが盛り込まれるものとみられる。
新型肺炎による衝撃で雇用現場の悲鳴は大きくなっている。アシアナ航空は無給休職を翌月まで延長すると19日、明らかにした。全職員が1カ月に半月以上月給を受けることができず休んでいる。正常化の約束もない。今月第1週目の国際線旅客数は昨年同期より97.6%減った。斗山(トゥサン)重工業・双龍(サンヨン)自動車などでは構造調整が秒読みに入った。
流通業界も雰囲気が良くない。新型肺炎の前にもオンラインショッピングの売り上げが大きく増え、オフラインの売り場は売り上げの不振に構造調整が避けられない状況だった。ロッテマートは今年15店舗を閉店する。流通業界では、厳しいと言われる規制がさらに強くなるのではないか懸念している。流通業界関係者は「総選挙後、大型マートの義務休業を廃止しようという議論は難しくなった」として「複合ショッピングモールまで流通業の規制がさらに強化されるだろう」と話した。
「ただ休んでいる」237万人最大…文大統領「韓国経済、通貨危機以降最悪」(2)
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