現代車チェコ工場 [中央フォト]
チェコ工場は先月23日から休業に入った。ハッチバックのi30、SUVモデルのツーソンなどを生産するチェコ工場は昨年30万7000台を生産し、主に欧州で販売された。チェコは起亜車スロバキア工場と共に現代・起亜車の欧州生産基地。
起亜車スロバキア工場は6日に工場の稼働を再開した。先月から始まった現代・起亜車の海外工場シャットダウン(一時停止)後、最初に再稼働に入った海外生産法人だ。スロバキアはほかの欧州国家とは違い、新型コロナ状況が深刻でないという。
チェコ工場の生産量は新型コロナ以前の3分の2ないし半分ほどになる見込みだ。主な販売地域となる西欧の3月の自動車需要が前年同月比80-90%減少したからだ。現代車関係者は「チェコ工場は平時の3交代ではなく2交代で運営される」とし「需要が回復すればすぐに対応できるよう準備する期間」と説明した。スロバキア工場も従来の3交代ではなく2交代で運営されている。欧州で新型コロナの感染拡大が続いているため、新車の需要が回復するには相当な時間がかかると予想される。
現代・起亜車はチェコ・スロバキアのほかロシア・トルコ(現代)に生産工場を保有する。先月末から休業に入った現代車ロシア工場の再稼働時期は未定だ。トルコは当初12日までの休業を予告したが、まだ工場が再稼働されるかどうかは不透明だ。現代車関係者は「トルコ法人はまだ再稼働に関する方針が明らかになっていない」と伝えた。
残りの海外生産法人は休業を延長した。現代車ブラジル工場は26日まで、米アラバマ工場は5月3日まで休業する予定だ。起亜車メキシコ工場は24日まで、米ジョージア工場は26日までそれぞれ休業を延長した。
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