新型コロナウイルスの感染拡大の影響で閉鎖する事業場が急増し、政府に人件費支援を要請する事業場が増えている。政府が支給する休業手当を受けて休職中の勤労者も増加している。
雇用労働部によると、雇用維持支援金を申請した事業場は8日基準で計4万5468カ所にのぼった。雇用維持支援金は、事業主が経営難の中でも解雇せず休業・休職を通じて雇用を維持すれば政府が人件費の一定部分を補填する制度。新型コロナ事態が深刻になると、政府は今月から6月までの3カ月間、事業主が支給した休業手当の90%を業種に関係なく支援する。従来は最大75%まで支援していた。
休業手当を受けて休職中の勤労者は8日基準で計43万8233人。先月11日に10万人を超え、20日間で4倍以上に急増した。
問題は、休業手当を受ける勤労者は政府の支援が終わればいつ解雇されるか分からない「失職待機」状態という点だ。政府が3カ月間は一時的措置として休業手当の90%を補填しているが、支援金が減ったり中断したりすれば失業者になる可能性がある。
洪楠基(ホン・ナムギ)副首相兼企画財政部長官が9日に開かれた第4回危機管理対策会議で「先月の求職給与(失業給与)新規申請者数が昨年の水準を大きく上回ると予想されるなど、雇用指標鈍化の動きが確認されている。雇用の衝撃に備えて追加の対応を講じる」と述べたのは、こうした背景のためだという。
洪副首相は雇用の衝撃に備えて▼中小・中堅・大企業の雇用維持対策▼職場を離れた勤労者のための失業対策▼公共および民間での緊急雇用、新しい雇用創出対策▼より大きな困難に直面した勤労者・失業者の生活安定対策--など4つの方向に重点を置いて総合対策を出すと明らかにした。
政府の支援を受けて休業・休職で雇用を維持している事業場はまだ状況が良い方だ。零細企業を中心に契約職の勤労者を切るケースも目立ち、不当解雇にあたるかどうかという労使葛藤も増えている。
中央労働委員会によると、今年1-3月期の不当解雇救済申請は計3516件にのぼった。前年同期(3297件)に比べ200件以上も増えた。
勤労者に支給する休業手当を引き下げてほしいという要請も増えている。休業手当減額申請は先月だけで17件にのぼり、昨年1年間の申請件数(18件)とほぼ同じだった。政府が休業手当の90%を支援し、事業主は10%を負担すればよいが、それさえも難しいケースだ。
勤労基準法上、休業手当は平均賃金の70%以上を支払わなければならず、事業主が労働委員会に減額を申請して承認を受ければ手当支給額を減らすことができる。
労使間の問題が増え、ローファームは時ならぬ好況を迎えている。国内主要ローファームには新型コロナ事態が本格化した先月から有給・無給休職、賃金返納・削減、整理解雇の可否などに関する問い合わせが急増している。
法務法人ユルチョンのチョ・サンウク弁護士は「先月から国内企業はもちろん外国系企業も新型コロナに関連して経営難が深刻になり、労務関連の問い合わせが大きく増えた」とし「主に休職や賃金削減など解雇回避努力に関する問い合わせが多い。大規模な整理解雇局面に入る直前の状況と考えられる」と述べた。
雇用労働部によると、雇用維持支援金を申請した事業場は8日基準で計4万5468カ所にのぼった。雇用維持支援金は、事業主が経営難の中でも解雇せず休業・休職を通じて雇用を維持すれば政府が人件費の一定部分を補填する制度。新型コロナ事態が深刻になると、政府は今月から6月までの3カ月間、事業主が支給した休業手当の90%を業種に関係なく支援する。従来は最大75%まで支援していた。
休業手当を受けて休職中の勤労者は8日基準で計43万8233人。先月11日に10万人を超え、20日間で4倍以上に急増した。
問題は、休業手当を受ける勤労者は政府の支援が終わればいつ解雇されるか分からない「失職待機」状態という点だ。政府が3カ月間は一時的措置として休業手当の90%を補填しているが、支援金が減ったり中断したりすれば失業者になる可能性がある。
洪楠基(ホン・ナムギ)副首相兼企画財政部長官が9日に開かれた第4回危機管理対策会議で「先月の求職給与(失業給与)新規申請者数が昨年の水準を大きく上回ると予想されるなど、雇用指標鈍化の動きが確認されている。雇用の衝撃に備えて追加の対応を講じる」と述べたのは、こうした背景のためだという。
洪副首相は雇用の衝撃に備えて▼中小・中堅・大企業の雇用維持対策▼職場を離れた勤労者のための失業対策▼公共および民間での緊急雇用、新しい雇用創出対策▼より大きな困難に直面した勤労者・失業者の生活安定対策--など4つの方向に重点を置いて総合対策を出すと明らかにした。
政府の支援を受けて休業・休職で雇用を維持している事業場はまだ状況が良い方だ。零細企業を中心に契約職の勤労者を切るケースも目立ち、不当解雇にあたるかどうかという労使葛藤も増えている。
中央労働委員会によると、今年1-3月期の不当解雇救済申請は計3516件にのぼった。前年同期(3297件)に比べ200件以上も増えた。
勤労者に支給する休業手当を引き下げてほしいという要請も増えている。休業手当減額申請は先月だけで17件にのぼり、昨年1年間の申請件数(18件)とほぼ同じだった。政府が休業手当の90%を支援し、事業主は10%を負担すればよいが、それさえも難しいケースだ。
勤労基準法上、休業手当は平均賃金の70%以上を支払わなければならず、事業主が労働委員会に減額を申請して承認を受ければ手当支給額を減らすことができる。
労使間の問題が増え、ローファームは時ならぬ好況を迎えている。国内主要ローファームには新型コロナ事態が本格化した先月から有給・無給休職、賃金返納・削減、整理解雇の可否などに関する問い合わせが急増している。
法務法人ユルチョンのチョ・サンウク弁護士は「先月から国内企業はもちろん外国系企業も新型コロナに関連して経営難が深刻になり、労務関連の問い合わせが大きく増えた」とし「主に休職や賃金削減など解雇回避努力に関する問い合わせが多い。大規模な整理解雇局面に入る直前の状況と考えられる」と述べた。
この記事を読んで…