サムスン電子内外では7日、1~3月期の業績速報値発表を控え緊張感が歴然としていた。新型コロナウイルス問題発生以降に韓国企業を代表するサムスン電子が出す1-3月期業績が市場の期待水準に合致するのかをめぐり関心が集中したためだ。結局サムスン電子がこの日発表した1-3月期売り上げ55兆ウォンは前年同期比5.0%、営業利益6兆4000億ウォンは2.8%増加した。こだが1-3月期業績速報値発表後もあるサムスン電子関係者は「事実1-3月期業績に新型コロナウイルスの否定的影響が十分に反映されたとは言いがたい。現在の状況で『善戦』という表現はやや不適切だ」と慎重に話した。
◇半導体、サーバー用DRAM需要で業績守る
サムスン電子が1-3月期に営業利益6兆ウォンを超えられた要因は断然半導体だ。市場では1-3月期にサムスン電子の部品事業部であるデバイスソリューション(DS)部門が約3兆~3兆5000億ウォンの営業利益を記録したとみている。サーバー用DRAMやNAND型フラッシュを中心にアマゾンウェブサービス、マイクロソフト、グーグルなど超大型データセンターを運営する米国のクラウド企業の半導体需要が前四半期より増加したと分析される。
◇4-6月期から新型コロナの影響反映
4-6月期の状況は尋常でない。サムスン電子は「4-6月期からスマートフォンとテレビ、生活家電など完成品(セット)事業で新型コロナウイルスの感染拡大にともなう悪影響が本格化するだろう」と予想している。2月に公開した「ギャラクシーS20」の場合、1-3月期は消費者向けの販売であるセルアウトではなく、ほとんどが各国の通信事業者に納品される段階のセルインだった。通信事業者が市場需要に合わせて製品を再注文しなければS20の実績は「足踏み」するほかない。韓国の通信業界では「最近S20の販売実績が前作のS10に比べて60~70%水準にも満たずにいる」という哀訴が出ている。
◇スマホとテレビ販売はすでに下方曲線
韓国投資証券のユ・ジョンウ研究員は最近報告書を通じ「サムスン電子の今年のスマートフォン販売台数をこれまでの見通しより6.8%減った2億8000万台に下方修正する」と明らかにした。新型コロナウイルスへの感染の懸念で通信事業者のマーケティング活動が振るわない状況のため、さらに多い販売台数を期待するのは難しいということだ。市場調査会社のカウンターポイントリサーチによると、サムスン電子は昨年2月にギャラクシーS10を発表してから1年間で合計3600万台を販売した。
テレビ需要は新型コロナ流行で直撃弾を受けた。すでに欧州と米国などに進出している家電とスマートフォン生産工場が新型コロナウイルスの余波で全部門を閉鎖したり稼動を中断した。テレビの大市場である米国や欧州の流通店もすべて閉鎖された状態だ。ここに6月に開催予定だった欧州サッカー選手権大会「ユーロ2020」。7月に開催予定だった東京五輪まで1年延期された。市場調査会社のオムディアは最近2020年のテレビ出荷台数が昨年より9%少ない2億300万台にとどまると予想した。
◇4-6月期も半導体の業績で明暗分かれそう
サムスン電子が4-6月期にも順調な業績を継続するかは結局また半導体にかかっている。だが半導体市場もやはりますます暗雲が立ち込める局面だ。今年半導体業界は5G時代の本格化とそれにともなう5G対応携帯電話の販売増加、データセンター増設などを反騰要因に挙げてきた。だが最近欧州のスペインとフランス、ポルトガル、オーストリアだけでなく、5G網拡大を計画した米国などで5G投資を延期するという発表が相次いでいる。半導体市場の反騰時期がそれだけ遅れることになるという話だ。
◇半導体、サーバー用DRAM需要で業績守る
サムスン電子が1-3月期に営業利益6兆ウォンを超えられた要因は断然半導体だ。市場では1-3月期にサムスン電子の部品事業部であるデバイスソリューション(DS)部門が約3兆~3兆5000億ウォンの営業利益を記録したとみている。サーバー用DRAMやNAND型フラッシュを中心にアマゾンウェブサービス、マイクロソフト、グーグルなど超大型データセンターを運営する米国のクラウド企業の半導体需要が前四半期より増加したと分析される。
◇4-6月期から新型コロナの影響反映
4-6月期の状況は尋常でない。サムスン電子は「4-6月期からスマートフォンとテレビ、生活家電など完成品(セット)事業で新型コロナウイルスの感染拡大にともなう悪影響が本格化するだろう」と予想している。2月に公開した「ギャラクシーS20」の場合、1-3月期は消費者向けの販売であるセルアウトではなく、ほとんどが各国の通信事業者に納品される段階のセルインだった。通信事業者が市場需要に合わせて製品を再注文しなければS20の実績は「足踏み」するほかない。韓国の通信業界では「最近S20の販売実績が前作のS10に比べて60~70%水準にも満たずにいる」という哀訴が出ている。
◇スマホとテレビ販売はすでに下方曲線
韓国投資証券のユ・ジョンウ研究員は最近報告書を通じ「サムスン電子の今年のスマートフォン販売台数をこれまでの見通しより6.8%減った2億8000万台に下方修正する」と明らかにした。新型コロナウイルスへの感染の懸念で通信事業者のマーケティング活動が振るわない状況のため、さらに多い販売台数を期待するのは難しいということだ。市場調査会社のカウンターポイントリサーチによると、サムスン電子は昨年2月にギャラクシーS10を発表してから1年間で合計3600万台を販売した。
テレビ需要は新型コロナ流行で直撃弾を受けた。すでに欧州と米国などに進出している家電とスマートフォン生産工場が新型コロナウイルスの余波で全部門を閉鎖したり稼動を中断した。テレビの大市場である米国や欧州の流通店もすべて閉鎖された状態だ。ここに6月に開催予定だった欧州サッカー選手権大会「ユーロ2020」。7月に開催予定だった東京五輪まで1年延期された。市場調査会社のオムディアは最近2020年のテレビ出荷台数が昨年より9%少ない2億300万台にとどまると予想した。
◇4-6月期も半導体の業績で明暗分かれそう
サムスン電子が4-6月期にも順調な業績を継続するかは結局また半導体にかかっている。だが半導体市場もやはりますます暗雲が立ち込める局面だ。今年半導体業界は5G時代の本格化とそれにともなう5G対応携帯電話の販売増加、データセンター増設などを反騰要因に挙げてきた。だが最近欧州のスペインとフランス、ポルトガル、オーストリアだけでなく、5G網拡大を計画した米国などで5G投資を延期するという発表が相次いでいる。半導体市場の反騰時期がそれだけ遅れることになるという話だ。
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