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コロナが「ライフスタイル・医療・教育・国際関係」すべて変える(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

揺れるリーダーシップ

医療も遠隔の時代だ。一気に患者が押し寄せて起きる医療崩壊を最小化し、地理的に同時多発で発生する患者を世話するのにオンライン診療と管理が解決策になれる。「米モンタナ州の管理センターにいる看護士がワシントンの病院の集中治療室にいる患者の状態変化を確認しこれを医師に知らせることができる」。非営利医療機関プロビデンスのエイミー・コンプトン・フィリップス博士がWSJで挙げた事例だ。エリック・シュミット元グーグル会長は「遠隔インターンシップ」などでも新たな試みがなされると予想した。

◇揺れるリーダーシップ

新型肺炎は世界のリーダーシップの素顔を明らかにした。他の国がする時は入国制限を「野暮な措置」とこき下ろしながら結局遅れて事実上すべての外国人の入国を制限した韓国だけの話ではない。「パンデミックではない」としていたトランプ大統領は結局入国制限に乗り出さなければならなかった。


WSJのジェラルド・ベーカー編集長は「新型肺炎後に世界化されたシステムに決定的変化があるだろう。企業のCEOと投資家はグローバルサプライチェーンの供給量縮小を考慮し、国家は核心医療装備や生産設備を相当量海外から国内にシフトするだろう」と予想した。ウィリアム・バーンズ元米国務副長官は「中国の浮上と米国の優位減少など国際政治的変化の嵐はさらに深刻になるだろう」と懸念する。国家間の壁を押し倒そうという世界化時代が過ぎ、国粋主義者の声がさらに大きくなるという懸念が続く。

だが新型肺炎による感染症防疫と経済危機克服のためにも国際協力はさらに必要になった。高麗(コリョ)大学のキム・ソンハン国際大学院長は「2008年の金融危機の時に韓国を含む主要20カ国(G20)が立ち上がったように、今度は地域的代表性をG20以上にさらに拡大し世界的パンデミックを克服する協力体制を作らなければならない」と明らかにした。

◇それでも人が重要

新型コロナウイルスがもたらしたのはウイルス感染だけでなく自分も感染するかもしれないという見えない恐怖だ。それでもウイルスをかきわけて花開いた人間愛が世界各地で確認された。韓国では医療陣が自発的に大邱(テグ)に集まり、ある身体障害者は交番の前にこれまで懸命に集めたマスクを置いて消えた。スタンフォード大学心理学科のジャミル・ザキ教授は「新型肺炎の流行は『親切さの世界的流行』を呼び起こした」と評価した。「新型肺炎で私たちがみんなどれだけ弱い存在なのか知ることになったが、これは私たちがみんな人間性を共有するという意味」と説明した。彼は「新型肺炎が終わっても以前に戻るのではなく無慈悲な個人主義から共感と同僚愛にさらに価値を置く側にニューノーマルを作らなければならない」と主張した。

職場にも変化が現れる。米コンサルタントのキム・スコット氏は「経済が悪化するほどできることとできないことを決めることに互いに率直なチームが危機を勝ち抜くことができる。指揮と統制より共感と疎通に集中してこそ成功裏に管理できる」と強調した。新型肺炎が垂直的構造と統制に依存する組織に変化をもたらすと期待される理由だ。


韓??療スタッフ、バ?ンアウトの危機…だるさに鼻血、パニック障害まで(1)

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