2016年リオデジャネイロ五輪女子ゴルフの金メダリスト朴仁妃(パク・インビ)は今年の東京五輪で2大会連続のメダル獲得を狙う。出場権を獲得するために今季開催されたLPGAツアー4大会にすべて出場した。[中央フォト]
朴選手は25日、マネージメント会社ブラボー&ニューを通じて「新型コロナウイルス感染症のため不安要素が拡大した状況において、五輪を延期したのはよい決定」とコメントした。先月のオーストラリア女子オープンで米国女子プロゴルフ(LPGA)ツアー通算20勝を達成した朴選手は、世界ランキングでも11位、韓国選手の中では5位まで順位を上げ、各国最大上位4人に与えられる五輪出場権の獲得争いにも意欲的だった。しかし、LPGAツアー大会が相次いで延期され、予定通り五輪が行われた場合はランキングポイントを最大限に引き上げなければならないというプレッシャーもあった。このような状況を分析した米誌ゴルフウィークは「五輪の延期が決定し、朴仁妃にとって事実上の時間的な余裕ができた」と伝えた。ただ、朴選手が五輪が開催される1年後にもこのランキングを着実に維持し、更に上げることは課題として残った。
朴仁妃選手は現在の自身の状況よりも新型コロナウイルス感染症問題の収束を願った。朴選手は「今(ランキングと五輪出場への)有利・不利よりも世界的な状況が良くない。今は健康と安全を最優先に考え、このような状況を克服することが重要」と述べた。朴選手はシーズン出場のために米国滞在中にLPGAツアー大会が相次いで延期され、少なくとも5月まで日程が中断したことから17日に帰国して休息を取っている状態だ。五輪が1年延期になったが朴選手は「挑戦は当然続ける」とし、五輪再挑戦の意志も改めて表明した。
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