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年間1億台スマートフォン生産…サムスン最大のインド工場も停止

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓国の文在寅大統領がインド国賓訪問時、インド・ニューデリーのウッタルプラデーシュ州ノイダ新工場竣工式に出席した。当時、文大統領、ナレンドラ・モディ首相、李在鎔副会長ら来賓がテープカットを行った。[写真 青瓦台写真記者団]

サムスン電子が年間生産規模1億台を超えるインドのスマートフォン工場を25日まで一時閉鎖した。新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)事態に直面したインド政府の要請に伴う措置だ。

23日(現地時間)、サムスン電子は現地経済メディアのエコノミック・タイムズに「サムスンは新型コロナの状況において職員と家族を守り、政府の指示に従うためにノイダ工場の生産を一時停止する。インド州政府の指針に伴う措置」と明らかにした。工場運営人材、研究開発(R&D)分野の職員は在宅勤務をすることにした。ひとまず工場は25日まで閉鎖され、サムスン電子は現地政府当局と会って対応方案を議論する予定だ。ただし、サムスン電子は「生活家電を生産するインド・チェンナイ工場は正常稼働中」と明らかにした。

インド・ノイダ工場は、サムスンのスマートフォン生産基地のうち最大規模を備えたところだ。2年前の2018年7月、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が訪れた工場で、年間スマートフォン生産キャパシティも約1億2000万台規模に増やした。今回の措置によって低価格型スマートフォン「ギャラクシーM」をはじめとするサムスンの現地攻略製品生産にも支障が避けられなくなった。現地メディアによると、サムスンだけでなく中国の携帯電話メーカーのOPPOやVIVOのノイダ工場運営を中断した。


サムスン電子はこれに先立ち、新型コロナ感染者が発生した慶尚北道(キョンサンブクド)亀尾(クミ)工場を一時閉鎖した。欧米事業場だけで6人の感染が確認され、スマートフォン生産ラインを含めた事業場全体を今月7日まで一時閉鎖したことがある。

LGエレクトロニクスもノイダとプネーに位置した生産法人を3月末まで停止することにした。ノイダ工場とプネー工場では洗濯機など家電製品を生産している。プネー工場ではスマートフォンも一部生産している。LGエレクトロニクスは「現地州政府の緊急命令が発動されて今月末まで工場稼働を中断することになった」とし「ひとまず4月1日に生産再開を計画しているが、今後の条件によって変動する可能性がある」と話した。

インド政府は今月13日から翌月15日まで約1カ月間、外交官・就職・プロジェクトビザなどを除いたすべてのビザ効力を停止した。韓国と日本、中国、イタリアなどを経てインドに来る旅行客は14日間以上の隔離対象だ。午前7時から午後9時までの通行も禁じた状態だ。



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