新型コロナウイルスの感染拡大で韓国経済が「国際通貨基金(IMF)危機」以降初めて年間でマイナス成長をするという悲観的な見方が出てきた。年間基準で韓国がマイナス成長した事例は1998年のアジア通貨危機(-5.1%)と1980年の第2次オイルショック(-1.6%)だけだ。
22日のブルームバーグによると、英国経済分析機関キャピタルエコノミクスは韓国の2020年の実質国内総生産(GDP)増減率を-1.0%と予想した。2月末の予測値は1.0%だったが、わずか1カ月間で2%ポイントも引き下げた。
実際、韓国の今年1-3月期のマイナス成長(前期比)は既成事実化されている。日本の野村証券は韓国の1-3月期の成長率をー3.7%と最も悲観的に予想し、英オックスフォードエコノミクス(-1.4%)とバークレイズ(-1.3%)も否定的にみている。韓国の洪楠基(ホン・ナムギ)副首相兼企画財政部長官も今年1-3月期について「マイナス成長を排除できない」と述べた。
問題は4-6月期まで韓国のマイナス成長が続くと予想する機関が増えたという点だ。英情報提供会社IHSは今年4-6月期の韓国のGDPは前期比0.7%減少すると予測した。格付け会社フィッチも4-6月期はー0.9%という予測値を出した。前期比のGDP増減率が2期連続でマイナスとなる場合、通常、リセッションに入ったと見なす。韓国が2期連続でマイナス成長率となったのは2003年が最後。当時、GDP増減率は1-3月期がー0.7%、4-6月期がー0.2%だった。それ以前は1997年10-12月期から1998年4-6月期までが唯一の景気低迷局面だ。
韓国が今後1年以内に景気沈滞に陥る確率は33%と集計された。今年1月まで18%にすぎなかった数値が2月に20%となった後、急激に上昇した。カナダのスコシアバンクは50%と予想している。
韓国経済の年間成長率マイナスを防ぐためには7-9月期、10-12月期に強い反騰が必要となる。しかし米国と欧州を中心に新型コロナが急速に拡大し、下半期の景気回復は不透明な状況だ。むしろ世界景気の低迷は始まりにすぎないという見方も出ている。JPモルガンは「2-4月の間にほぼすべての国が新型コロナに感染し、グローバル景気沈滞が訪れるだろう」とし「歴代最長期間のグローバル拡張傾向は終わり、今後は2020年の景気沈滞の強度とその期間を予測するのが問題」と述べた。
特にゴールドマンサックスは20日、米国の4-6月期の成長率が-24%(年率基準)に急減する可能性もあるという見方を示した。これはグローバル金融危機当時の2008年10-12月期のGDP減少率(8.4%)に比べはるかに深刻な水準だ。
米大統領経済諮問委員会(CEA)のケビン・ハセット委員長は19日、CNNに「新型コロナパンデミック(世界的な大流行)は1929年の大恐慌事態を再現するかもしれない」と警告した。
22日のブルームバーグによると、英国経済分析機関キャピタルエコノミクスは韓国の2020年の実質国内総生産(GDP)増減率を-1.0%と予想した。2月末の予測値は1.0%だったが、わずか1カ月間で2%ポイントも引き下げた。
実際、韓国の今年1-3月期のマイナス成長(前期比)は既成事実化されている。日本の野村証券は韓国の1-3月期の成長率をー3.7%と最も悲観的に予想し、英オックスフォードエコノミクス(-1.4%)とバークレイズ(-1.3%)も否定的にみている。韓国の洪楠基(ホン・ナムギ)副首相兼企画財政部長官も今年1-3月期について「マイナス成長を排除できない」と述べた。
問題は4-6月期まで韓国のマイナス成長が続くと予想する機関が増えたという点だ。英情報提供会社IHSは今年4-6月期の韓国のGDPは前期比0.7%減少すると予測した。格付け会社フィッチも4-6月期はー0.9%という予測値を出した。前期比のGDP増減率が2期連続でマイナスとなる場合、通常、リセッションに入ったと見なす。韓国が2期連続でマイナス成長率となったのは2003年が最後。当時、GDP増減率は1-3月期がー0.7%、4-6月期がー0.2%だった。それ以前は1997年10-12月期から1998年4-6月期までが唯一の景気低迷局面だ。
韓国が今後1年以内に景気沈滞に陥る確率は33%と集計された。今年1月まで18%にすぎなかった数値が2月に20%となった後、急激に上昇した。カナダのスコシアバンクは50%と予想している。
韓国経済の年間成長率マイナスを防ぐためには7-9月期、10-12月期に強い反騰が必要となる。しかし米国と欧州を中心に新型コロナが急速に拡大し、下半期の景気回復は不透明な状況だ。むしろ世界景気の低迷は始まりにすぎないという見方も出ている。JPモルガンは「2-4月の間にほぼすべての国が新型コロナに感染し、グローバル景気沈滞が訪れるだろう」とし「歴代最長期間のグローバル拡張傾向は終わり、今後は2020年の景気沈滞の強度とその期間を予測するのが問題」と述べた。
特にゴールドマンサックスは20日、米国の4-6月期の成長率が-24%(年率基準)に急減する可能性もあるという見方を示した。これはグローバル金融危機当時の2008年10-12月期のGDP減少率(8.4%)に比べはるかに深刻な水準だ。
米大統領経済諮問委員会(CEA)のケビン・ハセット委員長は19日、CNNに「新型コロナパンデミック(世界的な大流行)は1929年の大恐慌事態を再現するかもしれない」と警告した。
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