文在寅（ムン・ジェイン）大統領が新型コロナウイルス感染症（新型肺炎）事態で世界各国で「生活必需品の買い占め」現象が頻発していることとは違い、韓国ではこのような兆候がないことに対して「買い占めのない国は国民のおかげ」と話した。

文大統領は最近、青瓦台の参謀らと会同した席で「国民に感謝する気持ち」とし、「政府は国民が安心できるように安定感を与えなければならない」と述べたと２２日、青瓦台関係者が記者らに伝えた。

青瓦台関係者は「米国をはじめ、全世界で買い占めが蔓延しているが、わが国にはそのようなことがない。政府を批判する方々も買い占めをしないのは感謝したい」と話した。


一方、世界保健機関（ＷＨＯ）のマイケル・ライアン事務局次長はこの日、聯合ニュースＴＶとのインタビューで韓国の新型肺炎への対応に対して「（韓国は）患者を探し出して隔離し、検査して接触者を追跡した」とし「教科書のような優秀事例」と評価した。

また「国境封鎖が短期的に伝染病の拡散を遅らせるのに効果があるかもしれないが、社会・経済的には大きな被害を与える可能性がある。欧州はみんな（国境を）封じ込めたが、それは経済に大きな被害を与えるだろう」と指摘した。