安倍晋三首相が主要７カ国（Ｇ７）首脳から２０２０年東京オリンピック（五輪）・パラリンピックを完全な形で開催することに対して支持を得たと明らかにした。

１７日、ＮＨＫによると、安倍首相はこの日、Ｇ７首脳間の遠隔テレビ会議が終わった後、取材陣に対して東京五輪の完全な形での開催について「各国首脳の支持を得た」と話した。

これに先立ち、安倍首相は７月２４日に開幕する東京五輪を予定通りに開くという意志を何度も表明してきた。だが、ドナルド・トランプ米国大統領が今月１２日、公開的に「東京五輪を１年延期してもいいのでは」という趣旨の発言をして波紋を呼んだ。


この日、米国と日本、英国、フランス、ドイツ、カナダ、イタリアなど主要７カ国首脳は、日本時間で１６日１１時から約５０分間にわたってテレビ会議を開き、新型コロナウイルス感染症（新型肺炎）への対応について意見を交換した。

Ｇ７首脳は新型コロナ拡散による深刻な経済的衝撃に対処するために、十分な措置を講じていくことで一致したとＮＨＫは伝えた。また、新型コロナのワクチンおよび治療剤開発のために共同で努力することで合意した。

安倍首相は「今回の戦いは大変手ごわい相手だが、Ｇ７で一致結束して国際社会でともに戦っていけば必ず打ち勝つことができるという認識で一致した」と強調した。