韓米自由貿易協定(FTA)発効8年目の昨年、両国間の商品貿易額が過去最大水準を記録した。しかしトランプ米大統領就任後は原油や液化石油ガス(LPG)などのエネルギー輸入が大きく増え、黒字幅は4年連続で下り坂を歩み8年来の低水準を記録した。トランプ大統領が韓国に対して「貿易黒字幅を減らせ」と要求し続けた結果と分析される。
◇対米貿易規模、過去最大
産業通商資源部が15日に発表した「韓米FTA発効8年目の貿易動向」によると、昨年の両国間の商品貿易は総額1352億ドル(164兆6700億ウォン)と集計された。前年より2.7%増加したもので過去最大規模だ。昨年韓国の貿易総額は8.3%減少したが、米国との貿易額は3年連続で増加傾向を継続した。
米国が韓国の貿易で占める割合は12.3%で2位を記録した。前年より割合は1.3ポイント増えた。貿易額3位の日本との格差は2018年の0.8ポイントから昨年は2.8ポイントと3倍以上大きくなった。1位は21.3%を占めた中国だった。
◇貿易額最大だが黒字は8年ぶり低水準
米国への輸出より輸入が急に増え黒字幅は減った。昨年の対米輸出は733億ドルで前年比0.9%増加したが、輸入は619億ドルで5.1%増加した。
これに伴い昨年の対米貿易収支は韓米FTAを締結した2012年以降の8年間で最低を記録した。前年より17.4%減少した114億ドル(13兆8852億ウォン)だ。対米貿易収支は2016年から4年連続で減少傾向だ。
◇トランプ大統領就任後に貿易黒字半分以下に
特にトランプ大統領が韓米間の貿易不均衡問題を持続的に指摘し、2017年以降は貿易黒字減少が目立つ。トランプ大統領は就任直後から「韓国との貿易で多くの問題を抱えている」と何回も不満を示してきた。
これに伴い、2017年の対米貿易黒字は179億ドルで前年より23.2%減ったのに続き、2018年は138億ドルで22.9%、昨年は17.4%落ち込んだ。2016年の233億ドルと比較すると昨年の対米貿易黒字は48.9%で半分以下だ。
◇米国産原油輸入額71.3倍に増加
米国産原油とLPGなどエネルギー輸入額が急激に増え、貿易黒字減少に影響を及ぼしている。昨年の米国産原油輸入量は1万3789バレルで前年より126%増加した。輸入額では89億8000万ドルで99.7%増加した。2016年の1億2600万ドルより71.3倍に増えた水準だ。
米国産原油輸入額は2017年に突然前年より474.2%急増の7億2500万ドルを記録した。2018年には520.2%増加の44億9600万ドルだった。LPG輸入額も10.6%増の31億6200万ドルを記録した。
このほかにも航空機と部品輸入額が35億2800万ドルで前年より13.3%増え、自動車が4.4%、肉類が6.5%増えたのも貿易黒字減少に影響を及ぼした。産業通商資源部は「大型旅客機の導入と軍用ヘリコプター修理部品の需要が増え輸入額が増加した。LPGの場合、米国のシェールガス生産増加で単価が下落し取引量が増加したもの」と説明した。
◇対米貿易規模、過去最大
産業通商資源部が15日に発表した「韓米FTA発効8年目の貿易動向」によると、昨年の両国間の商品貿易は総額1352億ドル(164兆6700億ウォン)と集計された。前年より2.7%増加したもので過去最大規模だ。昨年韓国の貿易総額は8.3%減少したが、米国との貿易額は3年連続で増加傾向を継続した。
米国が韓国の貿易で占める割合は12.3%で2位を記録した。前年より割合は1.3ポイント増えた。貿易額3位の日本との格差は2018年の0.8ポイントから昨年は2.8ポイントと3倍以上大きくなった。1位は21.3%を占めた中国だった。
◇貿易額最大だが黒字は8年ぶり低水準
米国への輸出より輸入が急に増え黒字幅は減った。昨年の対米輸出は733億ドルで前年比0.9%増加したが、輸入は619億ドルで5.1%増加した。
これに伴い昨年の対米貿易収支は韓米FTAを締結した2012年以降の8年間で最低を記録した。前年より17.4%減少した114億ドル(13兆8852億ウォン)だ。対米貿易収支は2016年から4年連続で減少傾向だ。
◇トランプ大統領就任後に貿易黒字半分以下に
特にトランプ大統領が韓米間の貿易不均衡問題を持続的に指摘し、2017年以降は貿易黒字減少が目立つ。トランプ大統領は就任直後から「韓国との貿易で多くの問題を抱えている」と何回も不満を示してきた。
これに伴い、2017年の対米貿易黒字は179億ドルで前年より23.2%減ったのに続き、2018年は138億ドルで22.9%、昨年は17.4%落ち込んだ。2016年の233億ドルと比較すると昨年の対米貿易黒字は48.9%で半分以下だ。
◇米国産原油輸入額71.3倍に増加
米国産原油とLPGなどエネルギー輸入額が急激に増え、貿易黒字減少に影響を及ぼしている。昨年の米国産原油輸入量は1万3789バレルで前年より126%増加した。輸入額では89億8000万ドルで99.7%増加した。2016年の1億2600万ドルより71.3倍に増えた水準だ。
米国産原油輸入額は2017年に突然前年より474.2%急増の7億2500万ドルを記録した。2018年には520.2%増加の44億9600万ドルだった。LPG輸入額も10.6%増の31億6200万ドルを記録した。
このほかにも航空機と部品輸入額が35億2800万ドルで前年より13.3%増え、自動車が4.4%、肉類が6.5%増えたのも貿易黒字減少に影響を及ぼした。産業通商資源部は「大型旅客機の導入と軍用ヘリコプター修理部品の需要が増え輸入額が増加した。LPGの場合、米国のシェールガス生産増加で単価が下落し取引量が増加したもの」と説明した。
この記事を読んで…