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中国にマスク支援後の過酷な代償…韓・日・伊・イランの後悔(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
◆韓国、「マスク買うために列に並んでいるうちに感染するのでは…」

韓国外交部は1月28日の報道資料を通じて「中国武漢地域内の緊急医療物品調達の緊急性と特殊性を勘案して官民が協力してマスク200万枚、医療用マスク100万枚と保護服・保護ゴーグル10万組など医療物品を支援することにした」と明らかにした。この目標数量のうち相当数がすでに中国に送られたという。各地方自治体や企業などが別途寄付した数量を勘案すると、実際はこれよりも多くのマスクが中国に渡ったものと推定される。韓国内で1人目の感染者が出てきたのは1月20日だ。

国内で感染者が発生している状況の中で、中国に大量のマスクを送るという点で、当時、懸念混じりの批判が出ていた。感染者が増加する場合、マスクの品薄現象が起きかねないという懸念からだ。その懸念は現実になった。今まで韓国内の感染者は5621人で中国に次いで多く、死亡者は34人に達する。


マスク不足の現象が極限に達すると、ついに政府は国民に普及させるとして小中高に備蓄されていたマスクを回収していったりもした。また、郵便局・農協などを通して公的販売を始めた。だが、これさえも数時間の列を並び、それでもマスクを手に入れられない事例が続出している。また、一度に多くの人が集まり「マスクを買いに行ったことでむしろコロナに感染するのではないのか」と心配する声まで出ている。実際、今月2日、大邱(テグ)で感染者が自宅隔離の指針を破り、マスクを購入する列に並んでいたことが発覚して保健当局に引き渡される事件もあった。

◆日本、花粉症まで重なり「マスク二重苦」

韓国よりも先に中国にマスクを送った日本は今、「マスク二重苦」と格闘している。新型コロナの拡散に、春の花粉症流行シーズンまで重なりながらだ。

日本衛生材料工業連合会によると、今年、日本国内のマスクの需要は約60億枚に達するものと予想されている。日本は2~5月の花粉症シーズンに備えて10億枚以上の在庫を確保していたが、新型コロナ発生後、品薄現象が起きている。

このようにマスクが手に入りにくくなると、マスクをめぐって奪い合いも起きている。先月25日、日本フジニュースネットワーク(FNN)によると、横浜市のある薬局前では、2人の男性が激しいケンカを繰り広げた。当時、多くの人がマスクを買うために薬局の前に開店前から並んでいた。ところで誰かが割り込もうとして、これを目撃した市民と割り込みしようとした市民の間に小競り合いが起こったのだ。


中国にマスク支援後の過酷な代償…韓・日・伊・イランの後悔(1)

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