人道的レベルのマスク国外支援がしばらく禁止される。韓国国内のマスク需給をまず安定させるためだ。

産業通商資源部（産業部）は２８日、マスク需給関連部処合同会議でこのように決定したと明らかにした。これまでは一日のマスク生産量の１０％まで輸出を認めるものの、人道的な目的の場合は産業部と食品医薬品安全処の協議・承認を受けて輸出することが可能だった。しかし国内の状況が安定するまではこうした例外も認めないことにした。

今回の措置は政府や民間団体が中国にマスクを支援し、国内の需給状況を悪化させるという指摘が出ているためだ。政府がマスク輸出を最初に規制し始めた今月６日以降、政府は官民合同支援形式で中国武漢地域に一般マスク１８０万枚、医療用マスク２５万枚など計２０５万枚を輸送した。鄭柄国（チョン・ビョングク）未来統合党議員室によると、政府は最近も中国各地域にマスク・防護服・保護メガネなど計６０億ウォン（約５億４０００万円）分の救援物資を支援した。


産業部の関係者は「人道的レベルのマスク国外支援を再び許可する時期については国内の需給状況を見ながら決める」と伝えた。

一方、政府はマスクを５日以上にわたり過多保有する場合、「物価安定に関する法律」に基づき２年以下の懲役または５０００万ウォン以下の罰金を科すこともあると明らかにした。