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【社説】参加者100万人超えた「大統領弾劾」請願…与党は民心に謙虚になるべきだ=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
事実を歪曲し、責任を押し付け、自画自賛…。新型コロナウイルス感染症(コロナ19、新型肺炎)の拡散事態に対する責任を回避して世論を糊塗する政府・与党要人の詭弁と暴言が続いて非難を浴びている。国民が一丸となって困難を克服しようと訴えても足りない時に党政の責任ある高位要人がむしろ混乱をあおり、政府に対する不信を育てているという指摘がそれだ。

新型肺炎の最も大きな原因が「中国から入国した韓国人」と話した朴凌厚(パク・ヌンフ)保健福祉部長官は激しい辞退の圧力に直面した。朴長官は「感染学会が中国全域入国禁止を申し立てなかった」と話して嘘の論議にも巻き込まれている。新型肺炎の感染源が中国というのは小さい子供でも分かる事実だが、このような事実さえ歪曲して何もはばからずに偽りの回答を繰り返す要人がコロナ事態収拾の主務長官だとは国民が信頼することができるだろうか。もどかしいばかりだ。

これだけではない。外信報道を引用したとはいうが、「感染者の急増は韓国の防疫体系がよく作動しているという証拠」(パク・グァンオン民主党議員)というあきれる論理の発言とクォン・ヨンジン大邱(テグ)市長、イ・チョル慶北(キョンブク)知事に向かって「施設閉鎖もせず…別に頑張って防ぐ考えがないのではないかとも思われる」(ユ・シミン盧武鉉(ノ・ムヒョン)財団理事長」という暴言まで出てきた。耳を疑わせる。いくら政治的に反対側だといっても新型肺炎の拡散を防ぐために第一線で力を注いでいる団体長に言うことなのか。感染者が続出して戦時をほうふつとさせる非常事態の中で気をもみながら心配している国民を考えるならとうてい口にできない詭弁にほかならない。そのため、与党ですら「もどかしくて眠れない」「国民目の高さをもう少し考えて発言してほしい」という哀訴が出てくるのではないのか。


目の前の危機をまぬがれてみようとする、本音が読まれる暴言リレーは怒った民心に油を注ぐような格好になった。青瓦台(チョンワデ、大統領府)請願掲示板に掲載された文在寅(ムン・ジェイン)大統領に対する弾劾請願が昨日100万人を超えた。4日「文在寅大統領弾劾を促します」というタイトルで初めて掲載された請願は初期には大きな関心を集めることができなかった。そうするうちに25日午後から爆発的に参加者数が増え始め、数日で100万人を超えたわけだ。新型肺炎による死亡者続出、マスク大乱、韓国人に対する入国禁止拡大などコリアフォビアの拡散で傷ついた国民の心を慰め、事態をここまで悪化させたことに対して謝罪をするどころか、自画自賛と暴言を並べているから民心の怒りが沸き上がらないわけがない。

与党は民心の怒りを刺激せず自粛して謙虚になってほしい。国民の前にすべてを透明に明らかにし、協調を求めるのが当然な道理だ。危機の時、強固になる強い民族性や愛国心、成熟した市民意識だけが危機を克服できる原動力であることを忘れてはならないだろう。



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