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韓経:クルーズ入港を許容したカンボジア…下船直後、感染者発生で「衝撃」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
カンボジアが2週間程度海でさ迷っていた米国クルーズ船「ウエステルダム」の入港を許容して拍手を受けたが、このクルーズ船に搭乗していた乗客が新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の確診判定を受けた。欧州諸国では、フランスで初めて新型肺炎による死亡者が発生した。中国で新たに確認された感染者は3日連続で減少したことが分かった。

マレーシア保健当局は15日、カンボジアのシアヌークビル港に入港したウエステルダムに搭乗していた83歳の米国人女性が新型肺炎の確診判定を受けたと発表した。この女性はカンボジアで飛行機を通じてマレーシアに渡っていった。

今月1日、寄港地である香港から出港したウエステルダムは日本、台湾、フィリピン、タイはもちろん、米国領であるグアムからも入港を拒否されて13日カンボジアのフン・セン首相の許可でシアヌークビル港に入港した。41カ国出身の1455人が搭乗していたが、米国人が651人で最も多い。船社はホーランド・アメリカで、米国マイアミに本社を置く企業所属だ。ドナルド・トランプ米国大統領はツイッターに「ウエステルダムの入港を許容してくれた美しい国、カンボジアに感謝する。米国はカンボジアの好意を忘れられないだろう」という文章を掲載したこともある。


カンボジア保健当局は搭乗者全員を対象に新型肺炎の検査を行った後、異常がないと判断して14日から下船を許可した。だが、下船直後感染者が発生して非常事態になった。日本横浜港に停泊中である「ダイヤモンド・プリンセス」に続き、クルーズ発集団感染事態が再演されるのではないかという懸念の声があがっている。

フランス保健当局は15日(現地時間)声明を通じて「フランスに観光しに来た80歳の中国人男性が新型肺炎に感染してパリのある病院で死亡した」と明らかにした。アジア大陸以外の国で死亡者が発生したのは初めての事例だ。また、台湾で新型肺炎で死亡した最初の患者(60代男性)が発生したと中国の環球時報がこの日、報じた。

これに先立ち、中国本土以外の香港やフィリピン、日本など2カ所で新型肺炎による死亡者が出てきた。

中国では新型肺炎の拡散傾向が多少停滞している様子だ。中国国家衛生健康委員会は16日0時を基準に感染者6万8500人、死亡者は1665人だと発表した。一日前より感染者は2009人、死亡者は142人増えた。湖北省当局が12日から臨床診断患者を感染者に分類し始めて以来、新たに確認された感染者は3日連続で減少した。



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