韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領
文大統領はこの日午前、ソウル中区(チュング)大韓商工会議所で懇談会「コロナ19対応に向けた経済界の対応」を開いた。
この席には李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長、尹汝チョル(ユン・ヨチョル)現代自動車副会長、崔泰源(チェ・テウォン)SK会長、具光謨(ク・グァンモ)LG会長、黄ガク圭(ファン・ガクギュ)ロッテ持株副会長、李在賢(イ・ジェヒョン)CJ会長など6大グループのトップおよび経営陣が出席した。
前日、南大門市場を訪問して零細自営業者と小商工人の困難な状況を聞いた文大統領は、引き続き大企業トップの声を聞くなど、コロナ19の衝撃を最小化して経済を活性化させるために努力している。
文大統領はこの日、「景気が回復の兆しを見せていたところに、思いがけない状況に陥ることになった」とし「コロナ19事態が発生して、経済が困難に直面することになり非常に残念だ」と話した。
あわせて「まだ国外流入など緊張しなければならない部分が数多く残っているが、国内での防疫管理はある程度安定的な段階に入ったようだ」とし「防疫当局が最後まで緊張を緩めないで最善を尽くしてくれているので、コロナ19は遠からず終息するだろう」と話した。
文大統領は「観光業のように、コロナ19の打撃を直接受けた業種と、中小企業や小商工人の困難に対して積極的に支援する」とし「最近、大企業が率先して協力企業との共生の模範を見せてくれている」と言及した。
サムスンと現代車は兆単位の経営安定資金を緊急支援することにし、ロッテは武漢海外同胞に生活必需品を支援した。
文大統領はこのような企業の役割に言及した後、「大企業が率先して動いてくれているので一層心強い。感謝の言葉を申し上げる」と感謝を表した。
あわせて「困難なときほど未来に対する果敢な投資が経済を活性化させ、革新成長の足場になった」とし「政府は必ず国民と企業の安全を守る。企業も政府を信じてコロナ19状況以前に予定していた設備投資を滞りなく進めてくれるよう期待する」と呼びかけた。
文大統領の発言に、朴容晩(パク・ヨンマン)大韓商工会議所会長は「国家的災難が発生するたびに韓国社会は過度な恐怖に陥ったり災難対応方式をめぐり論争を繰り返したりする場合が多い」とし「今回の事態にあたり、専門家の判断に基づいて、迅速かつ合理的な対応に出た過程は国家的にも大切で、一歩進んだ経験だと思う」と話した。
続いて「全員が緊張を緩めず、最後まで努力して、国民の安全と経済的打撃という2つの難関を賢く克服する成功ストーリーとすることができるように、経済界も最善の努力を尽くす」と答えた。
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