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韓国クルーズ専門家「新型コロナ、感染者が船から降りれば日本の感染者」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
--今回の旅程に韓国がそれほど多く参加しなかったのは、日本不買運動のためだったとの報道があった。

「誰がそんなことを言ったのか。クルーズ市場を知らない人が話した内容のようだ。内部事情は会社が明らかにしない以上は分からないが、クルーズ専門家として十分に予想することはできる。プリンセス・クルーズのアジアグランドツアーのように、アジア各国を訪問するクルーズ商品が必ず入れる国がある。日本と中国だ。両国にはクルーズ旅行者が多くいるだけでなく、西洋人の間でこの2カ国が人気だ。両国は日程に固定で含め、他の旅行地を選ぶ。中国の場合、大型クルーズが立ち寄る港が決まっている。上海と中国南部の厦門だ。今回の旅程では中国の2都市が含まれていない。私はアジアグランドツアーで中国が含まれていない旅程を初めて見た。どのような意味があるのか。クルーズ会社が新型コロナに不安を感じて中国本土の上陸を避けたのだ。上海に寄港しないなら韓国にも来ない」

--上海に寄港しないなら韓国にも来ない?


「韓国は、上海に向かう途中で一日程度寄港地として立ち寄る場所だ。この船が上海に寄港しているのに日程から韓国を外したとしたら、韓国の反日感情が考慮されたとも見ることができるが、このようなケースではない。上海に寄港することを諦めたとするなら、韓国は最初から考慮の対象でもなかっただろう。クルーズ市場で、韓国は依然として魅力的な寄港地ではない。あわせて、14日の旅行日程を考慮すると停泊地があまりにも少ない。船上で過ごす日が非常に多い。新型コロナのためにコースを変えたとしか考えられない。クルーズ旅行コースは出発直前にも修正することができる(※ダイヤモンド・プリンセスは先月20日に横浜から出発した。22日に鹿児島に停泊し、25日に香港に到着した。ここで問題の香港の感染者が降りた。27日にはベトナム・ダナンに立ち寄り、31日台湾・台北、2月1日沖縄・那覇を経て3日に横浜に到着した)。

--現在クルーズ船内の生活はどうだろうか。

「まずはっきりしておくべきことがある。香港の感染者が船内で新型コロナを広めたという証拠はまだない。一番有力なシナリオにすぎない。船で広がったとすれば、乗客全員が利用した食堂が一番有力だ。客室は安全だ。客室の扉さえしっかり閉じていれば何も入ってくることはできない。乗務員の指示に従って、客室で節制された生活をしていれば拡散傾向が徐々になくなっていくと信じている(※ダイヤモンド・プリンセスは8種類の客室がある。最も価格の高いスイート客室は約42.73平方メートル(約13坪)~85.6平方メートル(約26坪)で、客室ごとにバルコニーが付いている。「インテリア・キャビン」と呼ばれる最も価格の低い客室はバルコニーどころか窓もない。面積は約15平方メートル(約4.5坪)だ。インテリア・キャビンにもベッドやトイレ、冷蔵庫、テレビなどが完備されている。スイートの客室とインテリアの客室の価格の差は4倍以上になる。現在、乗客は客室に運ばれてくる食事を取り、制限された散策を除くとほぼ1日中客室で待機しているという)。

--クルーズ内の感染者はどこの国で発生した数字になるのか。日本政府は「日本ではない」と主張している。

「クルーズは一種の治外法権地域だ。国際法でもそのように認めている。世界保健機関(WHO)の基準もそれに従っていると承知している。日本政府がWHOの基準を適用したようだが、それは船内でのことだ。報道を見ると、日本政府が感染者を日本本土に上陸させた。そうなら、その瞬間から日本の感染者になる。日本が最後まで責任を追わないつもりなら、どんなに非難を受けても船から下ろすべきではなかった。感染者を船から下ろすようにした以上、堂々と責任を認めなければならない。ダイヤモンド・プリンセスが米国船舶であることは現在の状況と全く関係ない」


韓国クルーズ専門家「新型コロナ、感染者が船から降りれば日本の感染者」(1)

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