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シャットダウン危機の現代自動車、中国にSOS「一部工場だけでも早期稼動」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ユラコーポレーションが生産したワイヤーハーネス。[ユラコーポレーションホームページ キャプチャー]

現代自動車グループは6日、中国・青島総領事館を通じてワイヤーハーネスの生産拠点である山東省政府に工場を早期に稼動できるようにしてほしいという協力要請公文書を1日に送ったと明らかにした。

現代自動車グループ関係者は「韓国の自動車生産支障時に両国経済に及ぼす影響が大きい点を考慮し一部工場だけでも厳格な防疫管理の下で生産ができるよう承認してほしいという内容」と話した。

ワイヤーハーネス供給支障で現代自動車は4日から工場別にシャットダウン(一時停止)に入り、3日から減産に入った起亜自動車も来週初めから休業に入るものとみられる。


山東省に集まっている現代・起亜自動車のワイヤーハーネス納品業者の工場は春節連休に続く新型コロナウイルスによる肺炎の発生で9日まで稼動が中止された状態だ。しかし中国当局の後続措置により10日以降も工場稼動は厳しい可能性がある。

現代自動車グループは、現地法人の現代自動車グループ中国(HMGC)の役員も山東省政府関係者と直接連絡し生産再開案を協議中だと明らかにした。京信、ユラコーポレーション、THNなどワイヤーハーネス部品メーカーも現地従業員の安全のため徹底した防疫管理に乗り出す一方、中国市政府に直接工場稼動再開を要請中だ。

産業通商資源部と外交部も中国政府と協議に乗り出した。現代自動車によると、中国青島総領事館などは最近山東省政府関係者と会い、工場の早期稼動の必要性を説明し、稼動に必要な措置などを話し合ったほか、山東省内のワイヤーハーネス工場が位置する市政府と工場再開に向けた協議を進めている。

産業通商資源部の成允模(ソン・ユンモ)長官もこの日ワイヤーハーネスを生産する京信の慶州(キョンジュ)工場を訪れ、中国政府に工場再稼働の要請を続けると明らかにした。成長官は「自動車業界と部品業界、政府が三人一脚の共生協力で中国人の安全を図りながらも工場の適時稼動を通じ困難を克服しよう」と話した。

◇現代・起亜自動車、協力会社に1兆ウォンの資金執行

この日現代・起亜自動車は休業と減産で苦境に立つ納品業者への金融支援策も明らかにした。現代自動車、起亜自動車、現代モービスなど現代自動車グループに部品を納品する350社ほどの中小協力会社を対象に1兆ウォン規模の資金を執行する。3080億ウォン規模の経営資金を無利子で支援し、今月中旬から支給し協力会社が経営資金として活用できるようにする計画だ。

また、6920億ウォン規模の中小協力会社納品代金と部品量産投資額も早期支給する計画だ。本来今月中旬に決済される予定だった金額を今週中に支払うことにし、来月中旬に決済予定の納品代金は今月末に支払う。

現代自動車グループ関係者は「政府と企業がともに困難打開に向けた多角的な努力を傾けている。今回の緊急資金支援が中小部品協力会社の経営安定化に大きく役立つと期待する」と明らかにした。



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