韓経DB
自動車業界によると、現代車は最近、蔚山(ウルサン)工場で労働組合員を相手に「2025戦略説明会」を開いた。会社経営陣はこの席で2030年ごろ内燃機関基盤の新車発表を事実上中断する可能性を示唆した。10年後からはガソリン・ディーゼルエンジンを搭載した新車は発売せず、従来の自動車の年式変更モデルだけを出すという構想だ。同時にエコカー生産・販売に注力する計画という。
現代車は今年からディーゼルエンジン基盤の新車開発プロジェクトを中断した。今後はガソリンエンジン基盤の新車開発プロジェクトも手掛けない。2030年から電気自動車と燃料電池車を中心に新車を出すという戦略だ。
現代車は内燃機関基盤の自動車を減らす過程で▼人員転換再配置▼人件費削減▼業務転換の柔軟性--などが必要だと強調した。未来モビリティー(移動手段)事業のための事業構造再編も予告した。これは現代車の未来エコカー戦略とも重なる。現代車は2025年までにグローバル電気自動車および燃料電池車市場で3位に飛躍するというビジョンのもと、2025年に電気自動車56万台、水素自動車11万台を販売するという目標を設定した。
現代車はエコカー生産・販売拡大のために専用生産ラインも構築している。蔚山第1工場の一部の生産ラインを電気自動車専用ラインに変える工事を進めている。この工場で新型電気自動車(コード名NE)を生産して販売する予定だ。NEは電気自動車専用プラットホーム(e-GMP)を活用した現代車の最初の量産車となる。
問題は電気自動車専用ラインを構築すれば必要な生産人員が大幅に減少するという点だ。電気自動車は従来の内燃機関の自動車より生産工程が単純だ。車1台を組み立てるのに必要な部品数も約3万個から約1万5000個へと半減する。
業界は今後、現代車の生産人員が20-30%ほど余ると予想している。現代車は電気自動車の生産比率が高まれば2025年ごろには少なくとも7000人の雇用が減少すると見込んでいる。現代車の生産職は現在約3万5000人。従来の内燃機関自動車の生産を大きく増やさない限り、2025年には生産職の約20%を削減する必要があるということだ。2030年までに1万人以上の生産人員縮小が避けられないという見方もある。
この記事を読んで…
