55万6000人余り。
武漢肺炎(新型コロナウイルス感染症)の拡散の中で28日午後10時を基準に中国人の入国を禁止してほしいという青瓦台(チョンワデ、大統領府)国民請願に参加した数字だ。今月23日、「中国春節期間でも一時的に入国禁止を求める」として掲載された請願が5日で参加人員55万人余りに増えた。これを受け、青瓦台は前日、ブリーフィングで「移動禁止措置を取っていない世界保健機関(WHO)の決定に反する状況はないだろう」とした。
だが、政界では野党を中心に中国人の入国制限論が浮上している。自由韓国党の沈在哲(シム・ジェチョル)院内代表はこの日、党院内対策会議で「政府は検疫を強化するとしたが、確認されたのは検疫体系の穴ばかり」とし「台湾のように中国旅行客の国内入国禁止などさらなる感染の可能性を最初から遮断する方法を講じなければならない」と主張した。
同党のキム・ヒョナ議員はラジオインタビューで「一時的に(中国人の)入国を中断する措置を取るべきだ」と話した。新しい保守党のユ・スンミン議員も記者懇談会で「必要であれば出入国禁止を含むすべての措置を取ることを促す」とした。
特に、韓国党は2015年中東呼吸器症候群(MERS)事態の時、文在寅(ムン・ジェイン)大統領(当時新しい政治民主連合代表)が「青瓦台がコントロールタワーの役割を果たすべきだ」として朴槿恵(パク・クネ)前大統領に対国民謝罪と積極的な対応を求めたことに言及し「自身が大統領になってからは無責任で事なかれ主義の態度(沈院内代表)と批判した。韓国党は医者出身のシン・サンジン議員を委員長とする「武漢肺炎TF」を構成してこの日午後、会議を開いた。会議でシン・サンジン委員長は「国家的な災難になり得る。すべての手段を動員して対策を講じるべきだ」と主張した。
与党は入国禁止措置がもたらす外交的・経済的波紋を懸念している。国会外交統一委与党幹事を務める民主党のパク・ジョン議員は通話で「日本は紛争が起こると中国に医療スタッフと防護物資を送るといっている」として「入国禁止をすれば私たちだけが国際外交で孤立される」と主張した。同党のキム・ギョンヒョプ議員もラジオインタビューで「これが南米、欧州にまで広がった状況なのに中国を統制するだけで解決されることか」と話した。
民主党は関連TFをまだ構成していない。民主党のチョン・チュンスク院内報道官は「防疫するというのに(政治家たちが)行ったりすれば、一歩間違えば負担になり得る」として「政府に負担を与えない範囲内で助けられる方法を探っている」とした。
中国人の出入りを禁じた国がないわけではない。中国と国境を接している北朝鮮は21日から中国人の入国を全面禁止し、モンゴルも事態拡散を防ぐために国境を遮断した。台湾とマレーシアも武漢市のある湖北省から来た中国人の入国を一時禁止することにした。民主党のある関係者は「まず現地の韓国人を安全に連れてきて武漢入国者に対して全数調査するのが最優先」と強調した。
与党は中国嫌悪の雰囲気に流れることを警戒しなければならないという気流だ。「困っているときに助ける友が本当の友という言葉がある。韓中両国の嫌悪をあおる行動を控えるべきだ」という民主党の李仁栄(イ・イニョン)院内代表の発言もそのような流れからだ。民主党のチョ・ジョンシク政策委議長は「国民の命がかかっている事案は政争の対象でない」とも話した。
一方、韓国党などは「中国の顔色をうかがっているのか」と反論した。「文在寅政権は自国民の生命と安全より中国の顔色をうかがうのに汲々として中途はんぱな対処で一貫している」(チョ・ギョンテ韓国党最高委員)、「文大統領がもしも中国の顔色をうかがっていて肺炎拡散をまともに防ぐことができないのなら、審判を受けなければならない」(新しい保守党のユ・スンミン議員)などの発言もこのような雰囲気を反映した。
与野党は30日、国会保健福祉委員会全体会議を開いて保健福祉部など関係機関から緊急懸案報告を受けることにした。
武漢肺炎(新型コロナウイルス感染症)の拡散の中で28日午後10時を基準に中国人の入国を禁止してほしいという青瓦台(チョンワデ、大統領府)国民請願に参加した数字だ。今月23日、「中国春節期間でも一時的に入国禁止を求める」として掲載された請願が5日で参加人員55万人余りに増えた。これを受け、青瓦台は前日、ブリーフィングで「移動禁止措置を取っていない世界保健機関(WHO)の決定に反する状況はないだろう」とした。
だが、政界では野党を中心に中国人の入国制限論が浮上している。自由韓国党の沈在哲(シム・ジェチョル)院内代表はこの日、党院内対策会議で「政府は検疫を強化するとしたが、確認されたのは検疫体系の穴ばかり」とし「台湾のように中国旅行客の国内入国禁止などさらなる感染の可能性を最初から遮断する方法を講じなければならない」と主張した。
同党のキム・ヒョナ議員はラジオインタビューで「一時的に(中国人の)入国を中断する措置を取るべきだ」と話した。新しい保守党のユ・スンミン議員も記者懇談会で「必要であれば出入国禁止を含むすべての措置を取ることを促す」とした。
特に、韓国党は2015年中東呼吸器症候群(MERS)事態の時、文在寅(ムン・ジェイン)大統領(当時新しい政治民主連合代表)が「青瓦台がコントロールタワーの役割を果たすべきだ」として朴槿恵(パク・クネ)前大統領に対国民謝罪と積極的な対応を求めたことに言及し「自身が大統領になってからは無責任で事なかれ主義の態度(沈院内代表)と批判した。韓国党は医者出身のシン・サンジン議員を委員長とする「武漢肺炎TF」を構成してこの日午後、会議を開いた。会議でシン・サンジン委員長は「国家的な災難になり得る。すべての手段を動員して対策を講じるべきだ」と主張した。
与党は入国禁止措置がもたらす外交的・経済的波紋を懸念している。国会外交統一委与党幹事を務める民主党のパク・ジョン議員は通話で「日本は紛争が起こると中国に医療スタッフと防護物資を送るといっている」として「入国禁止をすれば私たちだけが国際外交で孤立される」と主張した。同党のキム・ギョンヒョプ議員もラジオインタビューで「これが南米、欧州にまで広がった状況なのに中国を統制するだけで解決されることか」と話した。
民主党は関連TFをまだ構成していない。民主党のチョン・チュンスク院内報道官は「防疫するというのに(政治家たちが)行ったりすれば、一歩間違えば負担になり得る」として「政府に負担を与えない範囲内で助けられる方法を探っている」とした。
中国人の出入りを禁じた国がないわけではない。中国と国境を接している北朝鮮は21日から中国人の入国を全面禁止し、モンゴルも事態拡散を防ぐために国境を遮断した。台湾とマレーシアも武漢市のある湖北省から来た中国人の入国を一時禁止することにした。民主党のある関係者は「まず現地の韓国人を安全に連れてきて武漢入国者に対して全数調査するのが最優先」と強調した。
与党は中国嫌悪の雰囲気に流れることを警戒しなければならないという気流だ。「困っているときに助ける友が本当の友という言葉がある。韓中両国の嫌悪をあおる行動を控えるべきだ」という民主党の李仁栄(イ・イニョン)院内代表の発言もそのような流れからだ。民主党のチョ・ジョンシク政策委議長は「国民の命がかかっている事案は政争の対象でない」とも話した。
一方、韓国党などは「中国の顔色をうかがっているのか」と反論した。「文在寅政権は自国民の生命と安全より中国の顔色をうかがうのに汲々として中途はんぱな対処で一貫している」(チョ・ギョンテ韓国党最高委員)、「文大統領がもしも中国の顔色をうかがっていて肺炎拡散をまともに防ぐことができないのなら、審判を受けなければならない」(新しい保守党のユ・スンミン議員)などの発言もこのような雰囲気を反映した。
与野党は30日、国会保健福祉委員会全体会議を開いて保健福祉部など関係機関から緊急懸案報告を受けることにした。
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