(1)音盤販売量…販売量はTWICE、ランキングは少女時代
音盤販売量は歌手の影響力を換算する最も基礎的な指標の中の一つだ。現在、K-POPの第一人者である防弾少年団(BTS)も2016年から4年連続で1位を守っていることからも分かる。(ガオンチャート発表、国内販売量基準)
前述のように、少女時代は2011年『The Boys』が38万5348枚、TWICEは2019年『Feel special』が41万3459枚で、それぞれ最高記録を立てた。販売量を調べてみると、TWICEが2万8000枚ほど少女時代を上回っている。
ただしランキングには違いがある。少女時代は2011年当時、『The Boys』でチャート全体1位を記録した。ボーイズグループのファンダムが強大な韓国音楽市場で、ガールズグループが音盤販売量で1位に君臨したのはこの時が唯一だ。参考として、当時2位はSUPER JUNIOR(スーパージュニア)で5thフルアルバム『Mr.Simple』で34万3348枚を販売した。2019年、TWICEは音盤販売量で自己新記録を更新したが、2019年音盤全体順位では10位にとどまった。少女時代が40万枚に届かない販売量でも1位をした2011年と比較すると、音盤市場がはるかに拡大したといえよう。ところがTWICEは2019年に『Feel special』の他にも『FANCY YOU』が39万4405枚が販売されるなど100万枚を越える販売高を上げた点では鼓舞的な記録を打ち立てたのは明らかだ。
(2)日本活動…日本でのアルバムは引き分け、シングル音盤はTWICE
TWICEと少女時代は、韓国デビューからそれほど経たずして日本進出を果たし、大きな成功を収めたという共通点がある。5年目に入った2組のグループは韓国よりも日本で多くの音盤を発表した。成績も良かった。
2011年少女時代は1stアルバム『GIRLS’ GENERATION』と3rdシングル『MR.TAXI・Run Devil Run』を出したが、このうち『GIRLS’ GENERATION』は日本オリコン週間ランキング1位だけでなく、年間ランキングでも5位に入るなど大きく注目を浴びた。この頃、佳子さまが高校の学園祭で少女時代の歌に合わせてダンスを披露したという記事が月刊誌に掲載された話題にもなった。
TWICEは昨年『&TWICE』(2ndアルバム)、『HAPPY NATION』(4thシングル)、『BREAKTHROUGH』(5thシングル)、『#TWICE』(2ndベスト)など4枚の音盤をリリースしたが、このうち『#TWICE』はオリコン週間ランキング1位、年間6位、『&TWICE』は週間1位、年間23位に入るなど、輝かしい成績を残した。
正規アルバムではないシングルでは、TWICEの『HAPPY NATION』(オリコン週間ランキング2位・年間17位)が少女時代の『MR.TAXI・Run Devil Run』(同週間2位・年間46位)を超えた。また、韓国でリリースしたTWICEのシングル音盤『Fancy you』がオリコンランキング1位に入るなど、その威力を見せつけた。
(3)CM活動は少女時代に軍配
芸能人の価値を評価するもう一つのものさしはCM活動だ。各企業は製品の売り上げや企業イメージなどのために人気芸能人をCMに積極的に起用する。実際、かつて少女時代をフライドチキンのCMに起用し、当時としては大きな反響を呼んだフライドチキンチェーンのグッネチキンの場合、販売量が急増しながら業界6位から3位まで順位が上昇したことがある。
少女時代はデビュー5年目の2011年に韓国では9本、日本では3本のCMモデルに起用された。TWICEは韓国で5本、日本では2本のCMに出演している。
(4)YouTube再生回数はTWICEが上
最近、人気のものさしの一つとして受け止められているYouTube(ユーチューブ)再生回数ではTWICEが圧倒的だ。TWICEの『Fancy you』は2億5546万回、『Feel special』は1億6719万6700回をそれぞれ記録した。少女時代の『The boys』は2億 2193万回を記録した。
ただし、2つの点を勘案する必要がある。第一は、少女時代が全盛期だった2000年代後半と2010年代初期はYouTubeの活用が相対的にそれほど活発ではなかったという点だ。第2は、それにもかかわらず、少女時代『The boys』のミュージックビデオ(MV)再生回数は2011年から約9年近く累積したという点だ。
このような点を考慮し、2組のグループが当時日本で公開した2本のMV再生回数は次の通りだ。
少女時代:Mr.taxi(1億 4588万回)/Bad girl(1783万回)
TWICE:Breakthrough(6531万回)/Happy happy(3247万回)
「TWICE」vs「少女時代」、どちらが強い? 5年目基準で比較した全盛期(3) 「TWICE」vs「少女時代」、どちらが強い? 5年目基準で比較した全盛期(1)
音盤販売量は歌手の影響力を換算する最も基礎的な指標の中の一つだ。現在、K-POPの第一人者である防弾少年団(BTS)も2016年から4年連続で1位を守っていることからも分かる。(ガオンチャート発表、国内販売量基準)
前述のように、少女時代は2011年『The Boys』が38万5348枚、TWICEは2019年『Feel special』が41万3459枚で、それぞれ最高記録を立てた。販売量を調べてみると、TWICEが2万8000枚ほど少女時代を上回っている。
ただしランキングには違いがある。少女時代は2011年当時、『The Boys』でチャート全体1位を記録した。ボーイズグループのファンダムが強大な韓国音楽市場で、ガールズグループが音盤販売量で1位に君臨したのはこの時が唯一だ。参考として、当時2位はSUPER JUNIOR(スーパージュニア)で5thフルアルバム『Mr.Simple』で34万3348枚を販売した。2019年、TWICEは音盤販売量で自己新記録を更新したが、2019年音盤全体順位では10位にとどまった。少女時代が40万枚に届かない販売量でも1位をした2011年と比較すると、音盤市場がはるかに拡大したといえよう。ところがTWICEは2019年に『Feel special』の他にも『FANCY YOU』が39万4405枚が販売されるなど100万枚を越える販売高を上げた点では鼓舞的な記録を打ち立てたのは明らかだ。
(2)日本活動…日本でのアルバムは引き分け、シングル音盤はTWICE
TWICEと少女時代は、韓国デビューからそれほど経たずして日本進出を果たし、大きな成功を収めたという共通点がある。5年目に入った2組のグループは韓国よりも日本で多くの音盤を発表した。成績も良かった。
2011年少女時代は1stアルバム『GIRLS’ GENERATION』と3rdシングル『MR.TAXI・Run Devil Run』を出したが、このうち『GIRLS’ GENERATION』は日本オリコン週間ランキング1位だけでなく、年間ランキングでも5位に入るなど大きく注目を浴びた。この頃、佳子さまが高校の学園祭で少女時代の歌に合わせてダンスを披露したという記事が月刊誌に掲載された話題にもなった。
TWICEは昨年『&TWICE』(2ndアルバム)、『HAPPY NATION』(4thシングル)、『BREAKTHROUGH』(5thシングル)、『#TWICE』(2ndベスト)など4枚の音盤をリリースしたが、このうち『#TWICE』はオリコン週間ランキング1位、年間6位、『&TWICE』は週間1位、年間23位に入るなど、輝かしい成績を残した。
正規アルバムではないシングルでは、TWICEの『HAPPY NATION』(オリコン週間ランキング2位・年間17位)が少女時代の『MR.TAXI・Run Devil Run』(同週間2位・年間46位)を超えた。また、韓国でリリースしたTWICEのシングル音盤『Fancy you』がオリコンランキング1位に入るなど、その威力を見せつけた。
(3)CM活動は少女時代に軍配
芸能人の価値を評価するもう一つのものさしはCM活動だ。各企業は製品の売り上げや企業イメージなどのために人気芸能人をCMに積極的に起用する。実際、かつて少女時代をフライドチキンのCMに起用し、当時としては大きな反響を呼んだフライドチキンチェーンのグッネチキンの場合、販売量が急増しながら業界6位から3位まで順位が上昇したことがある。
少女時代はデビュー5年目の2011年に韓国では9本、日本では3本のCMモデルに起用された。TWICEは韓国で5本、日本では2本のCMに出演している。
(4)YouTube再生回数はTWICEが上
最近、人気のものさしの一つとして受け止められているYouTube(ユーチューブ)再生回数ではTWICEが圧倒的だ。TWICEの『Fancy you』は2億5546万回、『Feel special』は1億6719万6700回をそれぞれ記録した。少女時代の『The boys』は2億 2193万回を記録した。
ただし、2つの点を勘案する必要がある。第一は、少女時代が全盛期だった2000年代後半と2010年代初期はYouTubeの活用が相対的にそれほど活発ではなかったという点だ。第2は、それにもかかわらず、少女時代『The boys』のミュージックビデオ(MV)再生回数は2011年から約9年近く累積したという点だ。
このような点を考慮し、2組のグループが当時日本で公開した2本のMV再生回数は次の通りだ。
少女時代:Mr.taxi(1億 4588万回)/Bad girl(1783万回)
TWICE:Breakthrough(6531万回)/Happy happy(3247万回)
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