韓国の慶尚北道（キョンサンブクド）は２０日、声明書を通じて日本の独島（トクド、日本名・竹島）領有権主張撤回を求めた。

同道は、日本の茂木敏充外相がこの日、国会演説で「竹島は日本の固有領土」と主張したことに対して「独島は我々の生活根拠地であり、民族の象徴であり、歴史・地理・国際法的に明白な大韓民国領土」と強調した。

続いて「日本の執拗（しつよう）かつ露骨な領土侵奪行為は、韓日間関係を阻害する行為で、絶対に容認できない」と警告し、日本が「独島領有権」強化のために新たに開館した「領土・主権展示館」に対しても「ごり押し主張」と批判した。


慶尚北道は独島が属している韓国の地方自治体だ。日本の政治家が独島領有権を主張したり、島根県が「竹島の日」行事を行ったりするときは、これに対抗して反対声明を出している。また、毎年１０月２５日「独島の日」に記念式や各種行事を開催している。