19日に他界した辛格浩(シン・ギョクホ、重光武雄)ロッテグループ名誉会長の葬儀室が用意されたソウル峨山病院では20日も弔問の列が絶えなかった。韓国産業化の軸を作った最後の第1世代創業企業家を送り故人の遺影に頭を下げた。
弔問客は「無一文から韓国産業化の軸を作った方を送り残念」と口をそろえた。
◇文大統領、金尚祖室長送って哀悼
辛名誉会長の2人の息子、辛東彬(シン・ドンビン、重光昭夫)ロッテグループ会長と辛東主(シン・ドンジュ、重光宏之)SDJコーポレーション会長は終日並んで立って弔問客を迎えた。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は青瓦台(チョンワデ、大統領府)の金尚祖(キム・サンジョ)政策室長を送り哀悼の意を遺族に伝えた。金室長は「大統領は韓国経済の土台を築いた辛名誉会長の労苦に感謝の気持ちを示した。特に韓日経済の架け橋の役割をしたことを高く評価した」と話した。また「ロッテが今後も韓日関係で民間外交の役割をすることを頼んだ」と付け加えた。洪楠基(ホン・ナムギ)副首相兼企画財政部長官も「企業家精神が切実に必要なこの時期、故人の挑戦的な開拓精神と情熱経営が多くの人に大きなこだまを与えるようだ」と話した。
主要企業家の弔問も続いた。CJグループの孫京植(ソン・ギョンシク)会長は、「最高元老経営者がいまや伝説になった」として哀悼した。彼は辛会長に「ロッテが1~2年間厳しい時期を過ごしたが、これからは発展することだけが残ったようだ」と話した。
峨山財団の鄭夢準(チョン・モンジュン)理事長は「高齢でも情熱的に事業をするのを見て何度も感銘を受けた。韓国のさまざまな若い後輩経営者の良い手本になった方」と話した。鄭理事長は辛名誉会長と故郷が同じ蔚山(ウルサン)で、ロッテワールドタワー建設など主要事業と関連して意見をやりとりしたという。
大韓商工会議所の朴容晩(パク・ヨンマン)会長は「自力で財を成した大企業創業世代の最後の経営者である故人を見送るため訪れた。厳しい環境でもロッテという大企業を作ったことは辛く至難な過程だっただろう」と話した。
全国経済人連合会の許昌秀(ホ・チャンス)会長は別途追悼辞を出し故人を賛えた。彼は「韓国経済が大きな困難を迎えているが、故人の経験と知恵がいつになく切実に必要だ。黙々と韓国経済を導いた故人の空いた席がもっと大きく感じられる」とした。
サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長、GSグループの許兌秀(ホ・テス)会長、CJグループの李在賢(イ・ジェヒョン)会長、斗山(トゥサン)グループの朴廷原(パク・ジョンウォン)会長、韓進(ハンジン)グループの趙源泰(チョ・ウォンテ)会長、農協金融持ち株の金光洙(キム・グァンス)会長、現代百貨店グループの鄭志宣(チョン・ジソン)会長、豊山(プンサン)の崔漢明(チェ・ハンミョン)副会長ら財界主要人物も葬儀室を訪れた。大部分は取材陣に特に話もせず葬儀室を後にした。
◇政治家ら、釜山に格別のゆかり強調
政治家の訪問も続いた。李洛淵(イ・ナギョン)前首相は「故人の生涯と韓国経済は同じ時期に同じ軌跡を描いた。韓国経済の高度成長を牽引した主役の1人が去ったことに哀悼を示す」と話した。
キム・ヒョンオ元国会議長は辛名誉会長との「格別の縁」を強調して目を引いた。彼は「地方区が釜山で、地方区のすぐ前にロッテが大きな建物を作るといって影島大橋の工事費用を負担してほしいと要請したことがある。故人がこれを受け入れ全額負担した」と説明した。続けて「企業家が報国をするといえばとても大層なようだが国のために寄与する時は寄与しなければならない。そうした点で故人にいつも感謝の気持ちを持っている」とした。
日本からも辛名誉会長に対する哀悼の意が伝えられた。鳩山由紀夫元首相ら日本の政界と財界の主要人物が弔花を送った。
辛名誉会長葬儀は四日葬で行われる。出棺は22日だ。告別式は同日午前7時からソウル・蚕室(チャムシル)のロッテワールドモール8階ロッテコンサートホールで開かれる。辛名誉会長は故郷である蔚山蔚州郡(ウルジュグン)の墓地に埋葬される予定だ。
弔問客は「無一文から韓国産業化の軸を作った方を送り残念」と口をそろえた。
◇文大統領、金尚祖室長送って哀悼
辛名誉会長の2人の息子、辛東彬(シン・ドンビン、重光昭夫)ロッテグループ会長と辛東主(シン・ドンジュ、重光宏之)SDJコーポレーション会長は終日並んで立って弔問客を迎えた。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は青瓦台(チョンワデ、大統領府)の金尚祖(キム・サンジョ)政策室長を送り哀悼の意を遺族に伝えた。金室長は「大統領は韓国経済の土台を築いた辛名誉会長の労苦に感謝の気持ちを示した。特に韓日経済の架け橋の役割をしたことを高く評価した」と話した。また「ロッテが今後も韓日関係で民間外交の役割をすることを頼んだ」と付け加えた。洪楠基(ホン・ナムギ)副首相兼企画財政部長官も「企業家精神が切実に必要なこの時期、故人の挑戦的な開拓精神と情熱経営が多くの人に大きなこだまを与えるようだ」と話した。
主要企業家の弔問も続いた。CJグループの孫京植(ソン・ギョンシク)会長は、「最高元老経営者がいまや伝説になった」として哀悼した。彼は辛会長に「ロッテが1~2年間厳しい時期を過ごしたが、これからは発展することだけが残ったようだ」と話した。
峨山財団の鄭夢準(チョン・モンジュン)理事長は「高齢でも情熱的に事業をするのを見て何度も感銘を受けた。韓国のさまざまな若い後輩経営者の良い手本になった方」と話した。鄭理事長は辛名誉会長と故郷が同じ蔚山(ウルサン)で、ロッテワールドタワー建設など主要事業と関連して意見をやりとりしたという。
大韓商工会議所の朴容晩(パク・ヨンマン)会長は「自力で財を成した大企業創業世代の最後の経営者である故人を見送るため訪れた。厳しい環境でもロッテという大企業を作ったことは辛く至難な過程だっただろう」と話した。
全国経済人連合会の許昌秀(ホ・チャンス)会長は別途追悼辞を出し故人を賛えた。彼は「韓国経済が大きな困難を迎えているが、故人の経験と知恵がいつになく切実に必要だ。黙々と韓国経済を導いた故人の空いた席がもっと大きく感じられる」とした。
サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長、GSグループの許兌秀(ホ・テス)会長、CJグループの李在賢(イ・ジェヒョン)会長、斗山(トゥサン)グループの朴廷原(パク・ジョンウォン)会長、韓進(ハンジン)グループの趙源泰(チョ・ウォンテ)会長、農協金融持ち株の金光洙(キム・グァンス)会長、現代百貨店グループの鄭志宣(チョン・ジソン)会長、豊山(プンサン)の崔漢明(チェ・ハンミョン)副会長ら財界主要人物も葬儀室を訪れた。大部分は取材陣に特に話もせず葬儀室を後にした。
◇政治家ら、釜山に格別のゆかり強調
政治家の訪問も続いた。李洛淵(イ・ナギョン)前首相は「故人の生涯と韓国経済は同じ時期に同じ軌跡を描いた。韓国経済の高度成長を牽引した主役の1人が去ったことに哀悼を示す」と話した。
キム・ヒョンオ元国会議長は辛名誉会長との「格別の縁」を強調して目を引いた。彼は「地方区が釜山で、地方区のすぐ前にロッテが大きな建物を作るといって影島大橋の工事費用を負担してほしいと要請したことがある。故人がこれを受け入れ全額負担した」と説明した。続けて「企業家が報国をするといえばとても大層なようだが国のために寄与する時は寄与しなければならない。そうした点で故人にいつも感謝の気持ちを持っている」とした。
日本からも辛名誉会長に対する哀悼の意が伝えられた。鳩山由紀夫元首相ら日本の政界と財界の主要人物が弔花を送った。
辛名誉会長葬儀は四日葬で行われる。出棺は22日だ。告別式は同日午前7時からソウル・蚕室(チャムシル)のロッテワールドモール8階ロッテコンサートホールで開かれる。辛名誉会長は故郷である蔚山蔚州郡(ウルジュグン)の墓地に埋葬される予定だ。
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