韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は14日、「南北関係と米朝関係はともに楽観することもできないが、悲観する段階ではない」と話した。文大統領はこの日午前、青瓦台(チョンワデ、大統領府)迎賓館で開かれた新年記者会見で「いま米朝関係の対話膠着状態と重なり南北関係も困難をぶつかっているが、対話を通じて協力を広げていこうとする努力は今も持続していて、十分にうまくやっていくことができる」と、このように明らかにした。
文大統領は、ドナルド・トランプ米大統領が金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長に誕生日を祝うメッセージを伝言したことに関する論争に対しても口を開いた。これに先立ち、青瓦台は「トランプ大統領のお祝いメッセージを北朝鮮に伝達した」と明らかにしたが、北朝鮮は11日「南朝鮮が分不相応に前のめりになっている」〔金桂冠(キム・ケグァン)外務省顧問〕と反発した。
これについて文大統領は「鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長が韓日米安保当局者会議のために訪米した際に、事前の予定なくトランプ大統領が(鄭室長を)執務室に呼び、金正恩委員長への誕生日メッセージ伝達を託した。トランプ大統領はそれだけでは足りないと思ったのか、これとは別に親書を全く同じ内容で送った」と説明した。あわせて「米国が北朝鮮を依然として最も重要な外交事案と感じているというメッセージ」とし「そうした点で私は非常に肯定的に評価したい」と話した。
文大統領は続いて「(北朝鮮は)北朝鮮の要求条件が米国から認められてこそ話ができるという条件を強調したが、それは北朝鮮が従来してきた主張と変わらない」とし「北朝鮮も対話の扉は開きつつ、話をしたいという意思を示している」と話した。ただし、「米国が大統領選挙局面に入っていくため米朝の間に時間的な余裕がそれほどあるとは思わない」とし「できるだけ早く対話に出る必要があると考えており、我が政府はそうなるように努力していく」と付け加えた。7日の新年の辞で強調した韓国の「促進者」役に再度言及したものといえる。
文大統領は米朝対話とは別に南北関係改善に出る意向も明らかにした。「北朝鮮のメッセージをよく読んでみても、南北間対話を拒否するメッセージは全くない状態」と評価しながらだ。文大統領は「米朝間対話だけに注目するのではなく、南北関係にもできる限りの協力関係を広げていけば、これもやはり米朝間の対話を促進すること」としながら「必要な場合、北朝鮮への制裁に対して一部免除や例外措置を認めること等についての国際的支持を広げる道になるとみている」と話した。「南北関係は我々の問題なので、我々がもう少し主体的に発展させていかなければならないという意志を持つべきだ」ともした。
文大統領は、米国とイランの間の葛藤で深まったホルムズ海峡派兵問題に関連し、「最も重要なのは、現地に進出している韓国企業と海外同胞の安全問題で、原油需給とエネルギー輸送問題も関心を持たなければならない対象」としながら「韓米同盟も考慮しなければならず、イランとの外交関係もあり、全体を総合的に考慮しながら現実的な方案を探っていく」と答えた。在韓米軍防衛費分担金交渉に関連しては「互いに理解の幅が広くなっていて、隔たりが埋まりつつある」としつつも「既存の交渉枠組み内で合理的かつ公平な水準の分担がなされてこそ、国民と国会の同意を受けることができるだろう」と述べた。
文大統領は日帝強制徴用被害者問題で複雑化した韓日関係の改善に関連した質問には「強制徴用に関連し、韓国政府は何度も解決法を提示した」とし「日本もそれに対する解決法を少し提示しながら韓国と額を突き合わせるべきだと考える」と話した。「被害者が受容できる解決法という点を念頭に十分に置きながら、日本政府が方案を用意しなければならない」という見解も明らかにした。「2020東京オリンピック(五輪)開幕式に文大統領が出席するか」という質問には「韓国から『高位級の代表』が出席することになると予想する」と話して即答を避けた。
文大統領は韓中関係に対しては「習近平国家主席と李克強首相の今年の訪韓は、韓中関係を画期的に飛躍させる契機になると信じている」とし「中国が重点的に推進している一帯一路事業と韓国が力点を置く新南方・新北方政策の接点を探して協力していくことに対してもはずみをつけていく」と話した。続いて「北朝鮮の核問題解決のために中国の役割は非常に重要で、実際に今まで中国は非常に多くの役割を担ってきた」とし「それに対してありがたく思っている」と付け加えた。
文大統領は、ドナルド・トランプ米大統領が金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長に誕生日を祝うメッセージを伝言したことに関する論争に対しても口を開いた。これに先立ち、青瓦台は「トランプ大統領のお祝いメッセージを北朝鮮に伝達した」と明らかにしたが、北朝鮮は11日「南朝鮮が分不相応に前のめりになっている」〔金桂冠(キム・ケグァン)外務省顧問〕と反発した。
これについて文大統領は「鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長が韓日米安保当局者会議のために訪米した際に、事前の予定なくトランプ大統領が(鄭室長を)執務室に呼び、金正恩委員長への誕生日メッセージ伝達を託した。トランプ大統領はそれだけでは足りないと思ったのか、これとは別に親書を全く同じ内容で送った」と説明した。あわせて「米国が北朝鮮を依然として最も重要な外交事案と感じているというメッセージ」とし「そうした点で私は非常に肯定的に評価したい」と話した。
文大統領は続いて「(北朝鮮は)北朝鮮の要求条件が米国から認められてこそ話ができるという条件を強調したが、それは北朝鮮が従来してきた主張と変わらない」とし「北朝鮮も対話の扉は開きつつ、話をしたいという意思を示している」と話した。ただし、「米国が大統領選挙局面に入っていくため米朝の間に時間的な余裕がそれほどあるとは思わない」とし「できるだけ早く対話に出る必要があると考えており、我が政府はそうなるように努力していく」と付け加えた。7日の新年の辞で強調した韓国の「促進者」役に再度言及したものといえる。
文大統領は米朝対話とは別に南北関係改善に出る意向も明らかにした。「北朝鮮のメッセージをよく読んでみても、南北間対話を拒否するメッセージは全くない状態」と評価しながらだ。文大統領は「米朝間対話だけに注目するのではなく、南北関係にもできる限りの協力関係を広げていけば、これもやはり米朝間の対話を促進すること」としながら「必要な場合、北朝鮮への制裁に対して一部免除や例外措置を認めること等についての国際的支持を広げる道になるとみている」と話した。「南北関係は我々の問題なので、我々がもう少し主体的に発展させていかなければならないという意志を持つべきだ」ともした。
文大統領は、米国とイランの間の葛藤で深まったホルムズ海峡派兵問題に関連し、「最も重要なのは、現地に進出している韓国企業と海外同胞の安全問題で、原油需給とエネルギー輸送問題も関心を持たなければならない対象」としながら「韓米同盟も考慮しなければならず、イランとの外交関係もあり、全体を総合的に考慮しながら現実的な方案を探っていく」と答えた。在韓米軍防衛費分担金交渉に関連しては「互いに理解の幅が広くなっていて、隔たりが埋まりつつある」としつつも「既存の交渉枠組み内で合理的かつ公平な水準の分担がなされてこそ、国民と国会の同意を受けることができるだろう」と述べた。
文大統領は日帝強制徴用被害者問題で複雑化した韓日関係の改善に関連した質問には「強制徴用に関連し、韓国政府は何度も解決法を提示した」とし「日本もそれに対する解決法を少し提示しながら韓国と額を突き合わせるべきだと考える」と話した。「被害者が受容できる解決法という点を念頭に十分に置きながら、日本政府が方案を用意しなければならない」という見解も明らかにした。「2020東京オリンピック(五輪)開幕式に文大統領が出席するか」という質問には「韓国から『高位級の代表』が出席することになると予想する」と話して即答を避けた。
文大統領は韓中関係に対しては「習近平国家主席と李克強首相の今年の訪韓は、韓中関係を画期的に飛躍させる契機になると信じている」とし「中国が重点的に推進している一帯一路事業と韓国が力点を置く新南方・新北方政策の接点を探して協力していくことに対してもはずみをつけていく」と話した。続いて「北朝鮮の核問題解決のために中国の役割は非常に重要で、実際に今まで中国は非常に多くの役割を担ってきた」とし「それに対してありがたく思っている」と付け加えた。
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