◆開始も終わりもイラン制裁が障害
米国とイランの間に挟まれた韓国政府の事情はこうだ。イランのダヤニ一族は2010年に大宇エレクトロニクス買収を進めた。しかし同年、米国のイラン制裁施行などの影響でダヤニ側が買収額を引き下げようとすると、韓国の債権団はこれを根拠に契約を破棄し、契約金(578億ウォン)も返さなかった。これに対しダヤニ一族は韓国政府を相手にISD訴訟を提起し、仲裁裁判を経て先月、韓国側の敗訴が最終的に確定した。その間の遅延利子200億ウォンを含めて韓国が支払うべき金額は約750億ウォンとなった。
米国とイランの間に挟まれた韓国政府の事情はこうだ。イランのダヤニ一族は2010年に大宇エレクトロニクス買収を進めた。しかし同年、米国のイラン制裁施行などの影響でダヤニ側が買収額を引き下げようとすると、韓国の債権団はこれを根拠に契約を破棄し、契約金(578億ウォン)も返さなかった。これに対しダヤニ一族は韓国政府を相手にISD訴訟を提起し、仲裁裁判を経て先月、韓国側の敗訴が最終的に確定した。その間の遅延利子200億ウォンを含めて韓国が支払うべき金額は約750億ウォンとなった。
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