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「耐えに耐え、更に耐えて」中国の偽物との戦争で勝率93%の伝説作った韓国ゲーム会社(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ウィメイドのチャン・ヒョングク代表が30日、盆唐(プンダン)で中央日報のインタビューに応じた。チェ・ジョンドン記者

――驚くような偽物の事例が多いのではないか。

「ミルゲーム内のキャラクターの職業は戦士、術士、道士の3種類だ。このうち戦士だけを用いてモバイルゲームを作った会社があった。だからミルIPではなく異なるゲームだと主張した。常識的には納得できないが、これが法廷に行けば裁判官がゲームをしたことがなくて『違うものなのではないか』と考えるかもしれない。また、最近、中国の地方都市で一部のゲーム会社が『国民伝奇連盟』を創設した。この連盟ではミルIPが中国で発展したから中国国民のものだとし、当社に民事・刑事訴訟を提起した」

――権利関係が複雑な側面もあるが。


「その通りだ。ミルは当社が開発したが、著作権は当時投資したActozsoft社との共同所有だ。ところが、中国でミルPC版のゲームパブリッシングを担当した盛趣遊戯社(旧シャンダ・ゲームズ)が韓国の会社だったActozsoftを買収してしまったため、ややこしくなった。盛趣遊戯社が中国のモバイルゲーム会社に160にも及ぶ2次ライセンスを与えて中国内で流通する形で著作権料を独占した。これを防ぎ、権利関係を適切に規定するために訴訟を起こし始めた。以来、他の違法事例にも対応している」

――韓国内のゲーム会社は中国を相手する訴訟を嫌がるが。

「他のゲーム会社は中国市場以外に他の代案が多かったが、うちはゲームがミルしかないため中国市場での何とか生き残らなければならなかった」

――訴訟の進行状況は。

「主要な訴訟5件のうち4件が第1審段階の結論が出て、当社が勝訴した。シンガポールの仲裁裁判所で進行中の盛趣遊戯社との訴訟はまだ結論が出ていない。中国内のすべての権利契約の効力がPCゲームだけに限られるかどうかを争っている。当社はPCゲームだけに限られると主張している。この件さえ結論が出れば、ミルIPの権利関係を法的に確定する『シーズン1』が終わる」

――シーズン2は何か。

「2020年は会社設立とミル発売20周年だ。今まで法的に確保したミルIPを活用してビジネスを拡大する考えだ。まず『伝奇商店』のプロジェクトがある。現在、著作権法に違反している『伝奇類』のゲームが8000個を超えている。いちいちすべて訴訟を起こすことができないレベルだ。代わりに当社が作った『伝奇商店』に入って認証を受けて著作権料を払えば、今後は合法ゲームとして認めるプラットフォームを作る計画だ。実際、当社のゲームをコピーする中国の小規模なゲーム会社も常に不安を抱えているという。誰かが著作権法違反で告発すれば、いつでも公安がやってくるおそれがあるからだ」

――ミルIPでゲームの他に何ができるか。

「現在、有名な武侠誌作家の左栢(チュァ・ベク)とチン・サンが書いたミルIPの世界観を込めてウェブ小説が完成している状態だ。カカオページとコラボしてこれを土台にしたウェブトゥーンを製作中だ。完成し次第、ウェブ小説とウェブトゥーンを両方公開する計画だ。また、『ミルの伝説4』など3種類のゲームも完成段階だ。中国でミルの世界観を活用して映画・ドラマも準備中だ」


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